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その日の夜、マサイに返事をした。

持っていくものの準備をした。

隣だからそんなに必要ないけど。

そして次の日の朝。


「じゃあね」

「また連絡する」


近くにいるはずなのに、遠く感じてしまう。

私は別れを惜しみながら、玄関を扉を閉めた。

少し大きめなバッグを肩にぶら下げ、インターホンを押す。


「おかえり」

「あっ…ただいま」


マサイから言い放たれた言葉に戸惑いながらも、曖昧に返した。

そっか、これから“ただいま”なんだ。


「今は誰もいないよ」

「そうなんだ…ぅあっ?!」


玄関に入って扉を閉めると、体が一気に暖かくなった。

反射的にバッグが落ちる。

マサイの息が耳にかかってくすぐったい。


「ずっと、こうしたかった…」

「マサ、イ…?」

「大好き、もう愛してる」


あ、こりゃ。

マサイ寂しかったんだろうな。

久しぶりに会った時はすごく甘えてくる。

こういうとこ、可愛い。

私は強く抱きしめ返した。


「私も大好きだよ」


前よりも筋肉のついた体。

男らしかった。

マサイが離れると同時に、私はマサイの顔に近づいた。


「っ?!///」

「ただいまのキス!//」

「Aっ、それはずるい」


恥ずかしそうに笑う君の隣。

今まで以上に、居心地が良かった。

。→←。



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せいら/うおたみん(プロフ) - 愛恋さん» 返信ありがとうございます!短編集!そちらも楽しみですがまずはこのお話の続きが楽しみです!!これからも応援してます^^ (2019年12月4日 0時) (レス) id: 7f727240ff (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - せいら/うおたみんさん» コメントありがとうございます!もしかしたらおまけみたいな感じで短編集で出すかもしれないです!楽しみにしててください^^* (2019年12月3日 7時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 次の小説楽しみです!R1○は私は入れてもらいたいですが(おい)どちらでもいいと思います! (2019年12月3日 4時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 妖艶なる幻惑の魔術師さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます。新しい小説は来年からになるかもしれないですが、楽しみにしててください^^* (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - 瑠奈さん» 短編集ですか!そうしてみます!ご意見ありがとうございます! (2019年12月2日 23時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごはん。 x他3人 | 作成日時:2019年10月31日 23時

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