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ページ22

「っしゃあ、A」

「ひぃっ…?!」


シルクのキャラが素早く動き始める。

その度にキャラが投げ出されたり蹴飛ばされたり。

もう。ボタン適当に押しときゃなんとかなるっしょ!

私は手を素早く適当に動かして、訳の分からない動きをキャラにやらせる。


「えっ、まって!えぇっ?!」

「Aできんじゃん!」

「ボタンわかんないから適当!」


シルクがテンパってる。

私のライフはあとふたつ。

シルクはあとひとつだった。


「これワンチャンA勝つかもよ?」

「いや〜シルクも強いからねぇ」

「Aちゃん、やったことないの?ほんとに?」


だほちゃんからそう聞かれる。

私はボタンを適当に押すことに集中しながら返事をした。


「本当だよ!だって適当だもん!」

「適当でこれは強いな笑」


そして戦いは終盤へ。

負けてらんない。

こんなに本気で勝ちたいと思ったのは初めてかも。

殺してやる…!


「…ん゙っ!」

「うおっ!A本気だ」

「負けるかぁっ!!!」


手が限界。

何故か目が熱い。

私は目を開けていられなくなった。

咄嗟に目を閉じる。

リモコンがするりと手から抜けた。


「よっしゃあっ!勝ったー…って、え?」

「大丈夫?A」

「痛いの?」


そんな声が聞こえる。

私は両手で目を覆う。

目だけが熱い。苦しい。

これは…なんなの?

背中を摩ってくれるマサイとモトキ。


「A、目見せて…?」


目を覆っている手にマサイが触れる。

嫌だっ、嫌っ……!!!



「っ、触らないでっ!!!!」

「っ!……A!!」


私はマサイの手を勢いよく振りほどいた。

反射で立ってしまう。



その途端、マサイと目が合った。

。→←。



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ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» 楽しみですー! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか!ありがとうございます!続編では歌い手さんも出す予定なのでぜひ楽しみにしててください! (2019年10月30日 0時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - わたし、歌い手×Fischer'sが大好きで(笑)、すごい楽しく読ませてもらってます〜(*^^*) (2019年10月29日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» ありがとうございます(*T^T) (2019年10月27日 19時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか?!ありがとうございます!全然、いつでもコメントしてください! (2019年10月27日 17時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな x他3人 | 作成日時:2019年10月11日 18時

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