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no.7 ページ7
(なんでなん。)
(ぽっと出のやつが、俺らの努力なんも知らんやつが。)
(なんで、)
(なぁ、なんでなん？？？)
そう言って、責められたこともあった。
これからこのメンバーでデビューしたとして私はやっていけるんだろうか。
漠然とした不安が押し寄せてくる。
でも、ここで負けたら悔しいから、
「あなた達が私のことを認めてくれるまで、何年かかってもいい。」
「いつか、その日が来るまで私は頑張りたいです。」
それだけ伝えて、レッスンをしていた部屋を出た。
悔しくて、苦しくて 、 悲しくて。
ぼろぼろこぼれる涙をゴシゴシと袖で拭いながら更衣室まで歩いた。
何回も何回も拭っても拭いきれなかった。
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作者名：裕平 | 作成日時：2018年9月9日 10時
