【名探偵コナン】ただの偶然なんです…。2！〈歌い手〉

痛いのは嫌だけど痛がられるのは好きだよ。 ページ22

貴方side

貴「はぁ…知りませんよそんなの。

普通に考えればわかったもん…」

ここに来る前じゃ分からなかったけどね！←

男「ヒヒッ…ならもう話は早いねぇ？

私はね…、人をいたぶるのが大好きなんだよ。

苦痛に歪んだ顔。段々無くなっていく生気。

どんどん濃くなる瞳に映る絶望…！殴る度に恐怖に染まった声で「たすけて…ごめんなさい…」

ってね！

これを見ているととても気分がいい！君にはわからないだろうね…。この素晴らしい絶望の美しさが。」

貴「何厨二病臭いこと言ってんですか。

うちの高音担当ですか？貴方は？え？」

項垂れている男に言う。
正直いって私もドSだけどそこまでしないよ。

多分この男は、サイコパスだろうな。考えがすごいえぐい。そして行動に移すんだからなぁ…

貴「じゃあ貴方は暴行事件の犯人と認めるのですね？」

男「あぁ、認めるさ。

愛嬌さんに君を閉じ込める機会を与えたのも、数年前の暴行事件についても。

でも私はここで捕まるわけには行かない。まだ足りないからね。」

そう言いながら男は近づいてくる。手には縄と刃物。


男「君は凄い。とても頭の回転が早いね。

ご褒美に今までで1番の苦痛を与えてあげるねぇ？？？」

どうにかしようとバットを手に持ったその時

「それは俺も同感だなぁ…。」


男の肩にポンと手を置き黒い笑みを浮かべる男性。

男「なっ…！？誰だお前は！」

そ「俺？こいつの保護者。」

そう言って男を投げ昏倒させた。
あとから来たコナンくんがその男を縛る。

コ「警察はもう呼んであるから！大丈夫？」

とてとてとこっちに来て顔を覗き込むコナンくん。

貴「おぅふ…。」

コ「？」
可愛すぎてはげる…

その瞬間頭に小さな衝撃が。

そ「お前なぁ…もう少し危機感もてよ。女子に妬まれる位置にいるんだから」

貴「それは愛嬌さんにも言われた。わけわかめだよね」

そ「自覚なしか…んで？愛嬌ってやつはどうすんの？」

貴「え？あー、どうなるの？」

コナンくんを見ると

コ「少なくとも退学かな。」

そう返ってきた。仕方ないか。

最近私の見せ場がないから頑張ってかっこいいとこを見せなければ…！

コ「…Aさん？今なにか…余計な事考えなかった？」

貴「ﾋｯベベ別に黒の組織に乗り込もうなんてそんなこと思っても考えてもおりませんが？」


コ「何考えてんだバーロー！！」

ま：家に帰る？学校に戻る？それとも僕？貴「おふとぅん。」→←暴行事件だよ！もう痛いのは嫌だよ！

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