6.近侍の顕現 ページ7
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男の人に別れを告げて大きな門をくぐると、澱んでいる空気に思わず顔をしかめてしまった。
こん「やはり、刀剣男士たちの神気が澱んでおりますね…」
こんのすけはテクテクと僕の足元を歩いている。
貴「こんのすけさん、抱き上げても構いませんか？先ほどから、踏んでしまいそうで怖いです。」
こん「それでしたら、お言葉に甘えさせていただきます。」
かがんで腕を広げると、ぴょんっと飛び込んできた。
貴「ふわふわしてますね。」
こん「ありがとうございます。そういえば、紫苑様？先ほどの刀は顕現しないのですか？」
貴「あー、残念ながら顕現の仕方ってよくわからなくって。」
こん「それでしたらお教えしますよ。すぐにできるので、ここでしましょう。」
一度こんのすけを降ろし、言われるがままに両手で刀を持った。
こん「心の中で刀に呼びかけるのです！」
そっと呼びかけてみる。
(初めまして、姿を現しては下さいませんか。)
恐る恐る目を見開いたが、特に何かが起きた風でもない。
失敗か、そう思った途端、桜吹雪が舞った。
？？「大きいけれど小狐丸。冗談ではなく。まして偽物でもありません。私が小！大きいけれど！」
貴「初めまして小狐丸さん。私は紫苑と申します。これから宜しくお願い致します。」
小狐「これはこれは、ずいぶんと可愛らしいぬしさまだ。これから貴女に仕えることができて、小狐めは幸せにございます。」
さすが神様といったところか、どこからか桜が舞っている。
だが、僕ははっきりさせねばならない。
私は神に仕える身であること。
本当は立場が逆であるということ。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
