47.保護者 ページ48
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村正｢huhuhuhuhu｡蜻蛉切、お久しぶりデス｣
蜻蛉｢あぁ、村正を先に再顕現しましたか。驚いたでしょうが、彼は悪い奴ではないのです｣
村正｢久しぶりの再会を祝って、脱ぎまショウか｣
蜻蛉｢脱ぐな!……悪癖はありますが、本当に悪い奴ではないのです…｣
脱ごうとする村正さんとそれを慌てて止める蜻蛉切さん。
保護者みたいだなと思っていたら、なんと刀派も同じなのだそうだ。
所感ではあるけれど、年の近い兄弟みたいだなと思った。
蜻蛉｢…あぁ、そうでした。前の主から、再顕現された時には、これを渡すようにと仰せつかっておりました。我らの同胞のこと、よろしくお願い申し上げる｣
蜻蛉切さんが懐から取り出し、差し出してきた紙には
うづ み火にすこし春あるここちして夜ふかき冬をなぐさむるかな
と書いてある。
これは現代語に訳すと
灰に埋めた炭火の暖かさ、そこにわずかな春のぬくもりを感じて冬の寒い夜でも気分を晴らしてくれるよ。
という藤原俊成が歌った和歌である。
この本丸の創設者は、本当に和歌に精通しているようだ。
また謎解きの日々かぁ、何て思っているとぐにゃりと視界が歪んだ。
小狐｢ぬしさま?!｣
こん｢紫苑様!!｣
周りの驚いたような表情もぐにゃぐにゃと歪んで見える。
あ、まずい、気絶する
と思った瞬間に意識は暗闇に包まれてしまった。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
