20.巫女舞の練習で出会った人は ページ21
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まだ誰も起き出してきていない朝
“しゃんっ…しゃんっ”と、鈴の音が空気中に木霊する。
僕が今練習しているのは【浦安の舞】
鉾鈴や神楽鈴を使う舞で、本番の装束も成人女性用に仕立てられるため、他の舞に比べて難易度は高い。
貴「うーん…なんか違う…？」
自分の動きを確認しようにも、ここには鏡がないので確認できない。
自信がないまま続けていると、横に誰かが立つ気配がした。
？「さっきの動きは、もう少し足を大きく踏み出すと、本番で衣装を踏まずにすみますよ。」
びっくりしてそちらを見る。
黄緑色の狩衣を着た男の人がそばで微笑んでいた。
？「おや、驚かせてしまったかな？私は石切丸。君は見た所、新しい審神者のようだね、近侍も連れずにこんなところで何をしているのかな？」
貴「…夏越の祓も近いので、最近できていなかった巫女舞の練習を。」
石切「…ということは、君は本職の巫女なんだね。どうりで浦安の舞が舞えるわけだ。」
貴「石切丸様は、石切神社の御神刀…でしたよね。」
石切「そうだよ。石をも切る神刀、とは言われるけれど、もっぱら腫れ物や病魔を霊的に切ることが多いな。
何せ、神社暮らしが長いものでね。
いくさよりは神事のほうが得意になってしまったよ。」
頭を優しく撫でられる。
あれ？ここってブラック本丸じゃなかったっけ…
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
