14.兄の懇願 ページ15
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？「審神者様はいらっしゃいますか。」
よく晴れた、うららかな午後のこと。
日課である、小狐丸さんの髪をブラッシングしていると、外から声がかかった。
途端に小狐丸さんの雰囲気がピリッとしたものに変わる。
小狐「何用ですか？」
？「お願いがあってまいりました。」
貴「大丈夫です。入ってください。」
入ってきたのは青い髪の男性。
小狐「…一期一振か。」
小狐丸さんは僕の側で、いつでも動けるように控えている。
一期一振さんは、僕の目の前に座ると、畳に頭をこすりつけた。
一期「お願いします！どうか弟を折らないでやってくれませんか！」
貴「はい？あの…えっ？」
何が起きているのか分からず、困惑する僕。
一期「お咎めは兄である私が受けます！夜伽でも何でもいたしますので、どうか弟だけは…！」
貴「あの…話が見えないのですが…」
聞くところによると、先日僕を襲ってきた少年は薬研藤四郎というらしい。
薬研さんは、兄弟のために新しい審神者の僕を殺そうとしたが、あいにく身体の傷が深く、逃げる僕を追いかけられなかったそうだ。
貴「はあ……で？私はその薬研さんの手当をすれば良いのですか？」
一期「…え？」
こん「紫苑様は巫女ですからね。神に仕える立場であるこの方は夜伽などしませんよ。」
貴「…そういうことです。お引き取りください。」
一期「…それでは弟たちは！？」
すると、これまで黙っていた小狐丸さんが口を開いた。
小狐「ぎゃーぎゃー煩いですよ。それなら、ぬしさまを一度だけ守ってもらいましょうか。」
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
