42.推理通りにいかないことってあるよねー ページ43
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瀬をはやみ…瀬をはやみ…ねぇ…
………まさか…いやでも…この短歌の中からわかることってこのくらいだし…
岩にせかるる滝川…われても末に逢わん……
貴「小狐丸さん、外に出ますよ。」
小狐「えっ？ぬしさま！？」
バスタオルを出すと手に持って歩き出す。
岩にせかるる滝川…ということは、真ん中に岩が置いてある川…
この本丸は水が多いからすぐに見つかるだろう。
そう、思っていたのだが…
貴「見つからない…」
なんでろう…
なんで見つからないんだろう…
離れの部屋に戻り、1人悶々と考えていると
そっとお茶を差し出された。
貴「………小狐丸さん。」
小狐「ぬしさま、あまり根を詰め過ぎてもなりませんよ。さあ、気分転換に小狐とお茶でも飲みましょうか。」
貴「…はい。」
差し出されたお茶を1口飲み、ほぅっと息をつく。
遠くから短刀の子達の声が聞こえて来た。
貴｢瀬をはやみ…岩にせかるる滝川の…割れてもすえにあわんとぞおもふ…｣
審神者は、何を思いながらこの詩を選んだのだろう…
いつか再会出来ることを願って?
それともただのヒントの為に?
悶々と考えているうちに夕食の支度の時間になってしまい、結局その日はなにも収穫がないまま終わってしまった。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
