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将吾「あ!京介〜、この子ね新入部員の仲本さん!ステージでの僕かっこよかったって言ってくれたの〜京介じゃなくてね?笑」
そう言うと藤牧先輩は、その田島先輩の発言を聞いて軽く笑うと
京介「ちょっと将吾くん!それじゃあ俺がかっこいいって言われるの待ってるみたいじゃないですか、やめてください」
なんて言ってしまった
え、私のことはフル無視?この人()
と思ってたら、こっちにチラッと視線を向け
京介「新入部員なの?」
『…はい』
京介「何担当?」
『えっと……』
歌が誰よりも上手いであろう本人の前でボーカル担当ですなんて口が裂けても言えるわけがなく、
黙ってしまった
するとどこからか様子を見ていたのか陽菜が助け舟を出してくれた
陽菜「はじめまして、藤牧先輩、私もこの子と一緒に入部する者なんですが、多分歌がお上手な藤牧先輩の前で言うのは恐れ多いんだと思います、」
と言った陽菜に藤牧先輩は顔色変えることなく
京介「…そう、てことはボーカル担当?」
と私の方を向いて聞いてきた
『…はい、ボーカルやらせていただきたいです、』
俺の前でよくもまぁそんなこと言えるよなとこ思われてるのかな、
怒られる…と思ってビクビクしていたら、
京介「ちょうど今俺しかいないし、女の子のボーカルいてくれるの嬉しいよ」
そう言ってニコッと微笑みかけてくれた
……トクン、
あれ、どうしたんだろ
なんだか顔に熱が集中してしまう気がして
『ありがとうございます!精一杯頑張ります!今日は失礼します!』
お礼と意気込みを吐き捨ててを陽菜を連れて学校を出てしまった
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作者名:ゆあん | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/yuuu__taji869
作成日時:2022年2月26日 12時