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一曲披露します、と言って披露したのはofficial 髭男dismの「I love…」だった
愛想のない藤牧さんは人が変わったように目をキラキラとさせ、スタンドマイクを握り綺麗な高音を響かせていた
…すごいなぁ、
みんなが沼に堕ちる理由が分かった、、
でも私が惹かれたのは藤牧先輩じゃなかった
ーオリエンテーションの後ー
陽菜「ねぇ!やっぱり軽音部凄かったでしょ?!」
テンションの高い陽菜にそう聞かれて、うんと答えたらさらに盛り上がるのは目に見えてるけど、否定するつもりはない
『うん、カッコよかった』
陽菜「あ〜やっぱそうか、Aには推しがいるもん、…ってえ?!カッコよかったぁぁぁ?!誰?!誰なの!Aの心を鷲掴みにしたのは!!やっぱ藤牧先輩???」
ほら見ろこうなると思った……笑笑
ん〜正直に言っていいのかな?
陽菜だもんね!大丈夫!
『ん〜、藤牧先輩じゃなくて、田島先輩…?』
陽菜「……やっぱりかっこいいよな、田島先輩、よくもまぁAを沼に…!!!!」
やぁ陽菜ちゃんよ、貴方は怒ってるの?喜んでるの?どっちか分からないんだけど…
陽菜「てなわけで!早速入部届出しに行こ!」
『…え?ファンなだけじゃないの?そんなにガチ勢?』
いやいや、びっくりだけど私
部活入るなんて聞いてない!!
陽菜「ねーぇ、A、お願い!」
…くぁっ、この陽菜のキュルキュルお目目のお願いに私は死ぬほど弱い
『幽霊部員なら、』
陽菜「いや!!A歌上手いのになんで隠すの?!藤牧先輩とも張り合えるよ?!」
『やぁ何を言うか陽菜氏、それは藤牧先輩のファンに失礼だよ』
陽菜「んもー!とにかく!ちゃんと部活しないなら明日から口聞かないもん!!」
ほっぺ膨らませてそんなことを言う陽菜
可愛いなぁまじで妹にしたい()
冗談でも口を聞かないというのは私的にキツイので、条件を呑むことにした
『んぁぁ、分かったよ、ちゃんと部活に行けばいいんだよね?』
陽菜「やったぁ!!実はね、私最近ギター買って、勉強してるの!!」
…もしや、もしやとは思うけど、
『ねぇ、もしかして陽菜が沼った人って…』
陽菜「うん!池崎先輩!!」
1番チャラそうやんあの人、ねぇ大丈夫かな
私心配なんだけど、
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作者名:ゆあん | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/yuuu__taji869
作成日時:2022年2月26日 12時