40話 ページ6
ころんside
防音室の中からは防音のせいであまり外に響かないながらも少しだけ漏れる声。それを辿って曲名を考えた。
結果...死ぬにはいい日だった
これしか出てはこなかった。
気になったのは、選曲のこととこの曲を知っていたこと。そして
歌い方。
歌い手だから分かるもの。歌い方が本当に自分のことのかのように、歌詞を自分のモノにするかのような歌い方。
これは誰もを魅了する歌い方だ。
そしてサビは鳥肌が立つくらい綺麗な高音で。
知らぬ間に扉を開けて聞いていた。
気づいたら
1番を歌い終えた優菜の背に向かって声をかけていて。
こ「ふーん。そんな歌い方するんだ。」
なんて何が言いたいのかも分からない言葉。
すると、弾いていたギターをやめ、ゆっくりとこちらを振り向き
『居たんですね。ころんさん』
と返してきた。
こ「あれ?さん付け戻ってない?」
『たまたまです』
こ「なんで歌ってたの?」
『防音室は使用中以外は使ってもいいって言ってたので...ダメでした?』
されげ無く戻っている敬語に少しの寂しさを抱きながら大丈夫だと告げた。
こ「その曲知ってたんだね。」
『好きだったので。』
一言ひとことが冷たく感じる。昨日までの優菜はもうここにはいない気がした。
そして1番聞きたかったことを聞いてみた。
こ「なんでそんな歌い方するの?」
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佳菜 - 無理は…しないでくださいよ?花優月さんは頑張りすぎな気がして…でもこのおせっかいで5人も友達を失ったんですよ?逆に才能じゃないですか?w (2020年11月1日 16時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
よろろ - あと、別の歌い手様方出てきたときあああああ(歓喜)ってなりましたwww (2020年6月7日 3時) (レス) id: 8c9fae118d (このIDを非表示/違反報告)
よろろ - 素敵なお話で感動しました!妹側ですが比べられたりするわけではなく比べられるのは従妹とですが人生楽しいけど悲しくて悩んでたので救われました。作者さん応援しています! (2020年6月7日 2時) (レス) id: 8c9fae118d (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - nayu #crewさん» はい!ありがとうございますぅう!!!!! (2019年7月30日 3時) (レス) id: b48c2587e8 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - りかさん» 居場所にしてください。りかさんが無理をしないように私も支えていきたいんです。勿論お互い出会ったばかりですがね!応援ありがとうございます! (2019年7月30日 2時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年4月14日 0時