30話 ページ41
洗濯を回し、ついでに湯船も洗う。
リビングに戻るとみんなの顔が一斉にこちらを向く
『?どうしました?』
な「優菜ちゃんさ...
一緒にゲームやらん?」
予想もしなかった言葉に一瞬理解が出来なかった。
『え?』
さ「だーかーらー!!ゲームやろって言ってんのぉ!!」
『あ、あぁ、ゲームですね。はい...え?』
ジェ「笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑」
莉「ジェルお前こえーよw」
『わ、私ゲーム出来ないですよ?』
私はあんまりゲームを握ったことがない。凛はよくやってたけど、ほとんど家事に人生を費やしていたから...
こ「なら、教えればいいんでしょ?」
る「うんうん!優菜ちゃん理解力ありそうですし」
『足引っ張りまくりますけどいいんですか?』
莉「いーのー!」
『じゃあ...お願いします』
そう言ってテレビの前に胡座をかくみんなの近くに寄っていってストンと静かに座る。
さ「はい!じゃあこれ持って!!」
そう言って渡されたのはよくCMで見るような青と黒のなんか。
なんだっけ?スティッチ?
すると何かを察したように
莉「これなーんだ?w」
なんて意地悪な質問を投げかけられ
『えー?なんだっけ?ス...スティ?スイ?』
ジェ「もう一息!!」
もうこの空気も耐えられなくて間違えてもいいやと思いそれっぽいことを言っておく。
『スティッチ?』
すとぷり『ʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ』
空気を読むことは昔から得意だったからノリよく振る舞う。
『ちょ、笑わないでくださいよ!!一生懸命考えてたんですよ!?』
ジェ「ボク、スティッチィ!!リロ!!スキ!!」(声真似)
な「。゚(゚^∀^゚)゚。ギャハハ!」
『酷い!!w...はぁ、で、なんでしたっけ?』(真顔)
こ「切り替え早っ!w」
る「スイッチですよ!!」
『惜しい!!』
莉「100歩譲るわw」
『そんなに?』
な「せやな〜」
『w』
さ「よーし、じゃあ教えっか〜」
こんな賑やかな会話はいつぶりだろう。
少しだけ...
楽しいなんて思ってしまった
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花優月(プロフ) - Riru さん» これから新学期または進級の時期だと思いますが良いものであることを祈っています。助けてという言葉が喉から出ず誰にも届かないのはとても虚しく辛いですよね。物理的に助けることが出来ず歯痒いです…。お話いつでも聞かせてくださいね (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - Riru さん» 逃げたことがない、助けて欲しいと言うことが出来ない人ほど逃げることって難しいと思います。どうか無理だけはせず、ここで吐いてもいいし、信頼出来る友達と共有するでもいい。いつでもお待ちしてます。学校で言えば相談室や保健室が私の頼りでした。 (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - Riru さん» 真ん中っ子はある意味都合のいい立場で困ってしまいますよね。家も学校も自分の居場所などないのだと感じる時が1番孤独に感じていました。Riruさんも同じような気持ちかなと勝手ながら感じました。逃げてもいいんだと私は読者様に教えて頂きました。 (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
Riru - 助けて欲しいなと度々思うのですが…誰にも言えないので…言わせていただきます… (2023年3月22日 20時) (レス) id: c6b2204192 (このIDを非表示/違反報告)
Riru - 分かります…。私もここで吐かせて頂くと、真ん中っ子な私は「妹だから我慢しなさい。」「お姉ちゃんなんだから虐めないで、我慢しなさい。」なんて理不尽なことを良く言われます。学校に居ても悪口の嵐で、それで逃げ出したくても逃げ出せなくて…もう嫌になります…。 (2023年3月22日 20時) (レス) @page10 id: c6b2204192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年3月25日 3時