大丈夫。〜SOS〜【すとぷり】

24話 ページ33

『それで...どうしたの。』


本当は言いたいことがいっぱいあった。

でも
なぜあの日からパタリと現れなくなったの？


この質問しか今は頭になかった。


姉｢いや、優菜っぽい人がいたから？w｣


『そっか。』


姉｢...あのね。お金を返しに来たの。｣


『え？』


正直驚いた。もう帰ってくることの無いものだと思っていた。


姉｢妹から借りて返さないなんてあれでしょ？｣


『そうだね。』


そう言って姉さんはカバンから茶封筒を出てきた。


姉｢はい！ありがとう。｣


『うん。』


姉｢それでさ、





リスカはやめれたの？｣



何を今更。話聞いておいて、リス禁させといてお金借りて消えたのは貴方でしょ？



『うん。』


それでも私には隠すことしかできない。


姉｢ほんとに？見せて。｣


そう言われることも何となくわかってた。でも嫌だろうと察することくらいできるだろ。

ちょっとは空気読んで欲しかったな。

これも私のわがままなんだよね。


私は素直に腕を見せた。


そう言えば凛と言い合いになった時切ったばかりだ


姉｢...うそ、ついたね。｣


『うん。』


姉｢なんで？なんで私との約束守ってくれないの？言ったよね？あんたが切った分だけ私も切るよ？って｣



そう言えばリス禁する時に言われたんだったっけ？


｢私が切った分、姉も切る｣と。



『言ってたね。』


姉｢私も切るから。｣


そう言って私の机に向かって歩いていきカッターを取って息を荒らげた。


怖いのだろう。


手が震えている


姉｢相談に乗ってあげたのに！なんにも守ってくれないじゃない！そんなに信用できなかったの！？｣


涙を流しながらそう叫ぶ。


でもさ


『私、相談乗ってとは言ってないんだよ。思い出して？』



優菜今度暇な時でいいので話聞いてくれませんか?



『私は話を聞いてって言ったの。それにリス禁も約束はしてないんだよ？』


姉｢そうやって屁理屈ばかり!!｣



その言葉が私の心に傷をつける。


嫌だな〜その目も顔も言葉も


また私の中の何かが崩れていく。

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