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〜prologue〜 ページ2

小さい頃はまだ無知なの。

だからなんでも幸せに思えた。


たとえ叩かれていたとしても自分がいけないのだと


そう思った。


よくよく考えたらあれは虐待だった。



私だけ。


病気がちな私は病院通いと言っていいほど毎月行っていた。


そんな私は小3で1人保険証をもて病院に行っていた。


今思えば、あまり当たり前とは言い難い。


3つ下の妹は小5になっても中学生になっても親がついていってたっけな。


他のクラスメイトが親と来ているのを見て羨ましかった。妹が羨ましかった。


小さい頃からひとりで寝ていた。妹がいるから。


私が邪魔になったのだろう。下で寝ろって言われた。


中学生になっても妹は一緒に寝てたな。


よく人前でなく妹。私はいつから人前で泣けなくなったのだろうか。


いつから頼れなくなったのだろうか。


親が私を見てくれなくなった日からだ。


それからは色んな自分ができた。

優しい自分

面白い自分

気が利く自分

大人な自分

黒い自分

最低な自分

強い自分

弱い自分



もうどれがホントの私が分からなかった。





いろんな名前がつけられた。
色んな人から色んなあだ名で呼ばれた。



本名で呼ばれることの方が珍しかった。


人によって自分を変えた。最低でも4人の自分が存在していた。


そんな私が今日から家政婦をすることになった。


心からやりたくない。いつも家でしているようなものじゃない。


じゃあしなきゃいいのにって?私もそうしたいけど


凛がしたいんだって。となると強制的に

「お姉ちゃんなんだから心配だよね?じゃあ着いてってあげてね!」

という頭のおかしい親の言葉があるから。


あぁ、「妹だから遠慮しなさい」の世界が良かったな




この日から私は妹と家政婦の仕事を始めました。

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花優月(プロフ) - Riru さん» これから新学期または進級の時期だと思いますが良いものであることを祈っています。助けてという言葉が喉から出ず誰にも届かないのはとても虚しく辛いですよね。物理的に助けることが出来ず歯痒いです…。お話いつでも聞かせてくださいね (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - Riru さん» 逃げたことがない、助けて欲しいと言うことが出来ない人ほど逃げることって難しいと思います。どうか無理だけはせず、ここで吐いてもいいし、信頼出来る友達と共有するでもいい。いつでもお待ちしてます。学校で言えば相談室や保健室が私の頼りでした。 (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - Riru さん» 真ん中っ子はある意味都合のいい立場で困ってしまいますよね。家も学校も自分の居場所などないのだと感じる時が1番孤独に感じていました。Riruさんも同じような気持ちかなと勝手ながら感じました。逃げてもいいんだと私は読者様に教えて頂きました。 (2023年3月23日 8時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
Riru - 助けて欲しいなと度々思うのですが…誰にも言えないので…言わせていただきます… (2023年3月22日 20時) (レス) id: c6b2204192 (このIDを非表示/違反報告)
Riru - 分かります…。私もここで吐かせて頂くと、真ん中っ子な私は「妹だから我慢しなさい。」「お姉ちゃんなんだから虐めないで、我慢しなさい。」なんて理不尽なことを良く言われます。学校に居ても悪口の嵐で、それで逃げ出したくても逃げ出せなくて…もう嫌になります…。 (2023年3月22日 20時) (レス) @page10 id: c6b2204192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花優月 | 作成日時:2019年3月25日 3時

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