129話 ページ43
そういった後先生は少し微笑んで
紅「また何かあったらおいでね」
とだけ言った。
帰り途中
な「おーい!ゆづちゃーん!」
後ろから手を振って走ってくるなーくんと会った。
な「ゆづちゃんお出かけ?」
そう聞いてきたなーくんに咄嗟に
『うん!お出かけ!』
と言ってしまった。
な「そっか!俺は色々と会議してきたよ!また近々ライブと1stアルバム作成そのリリイベの握手会!」
もうヘトヘトだよー。呑気に当たり前のようにそういうなーくんにビックリしながらも喜んで楽しみだと告げると微笑んで良かったと言ってくれた。
な「こんなに詰め込んでリスナーさんに喜んでもらえるのは嬉しいけどメンバーのことを最優先したいとは思ってて。
無理してないかなって思ったけど...大丈夫かな。」
なーくんにもリーダーとしての責任がある。
全てを背負っているんだ。だから安心させたくて
『できるよ!すとぷりなら!』
そう言いながらなーくんの手を握った。
安心したような顔で
な「よっしゃ!かますかぁ!!」
って元気よく手をブンブン上下に振った。
楽しみだなぁ!
なんでも1stフルアルバムの1曲「僕らだけのシャングリラ」をシークレットではあるが実写で動画投稿をするんだとか。
その衣装もライブで使ってと色々な計画をした。
その後、事は順調に進み1stフルアルバムの曲の録音は全員できた。
あとはCD作成をお願いするだけ。
何日も日をまたいで明後日はとうとう僕らだけのシャングリラの撮影日!
早く明後日になれと何度思ったか分からない!
楽しみだなぁ!
そんな気持ちを抱え目を閉じて今日にサヨナラをした。
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翌日
目が覚めるといつもとは違うことがあった。
圧倒的な違和感だ。
左の視野がやけに狭い。そして暗い。
嫌な予感がよぎった。
試しに右目を隠してみた。
『っ、』
その時私は悟った。
気づいたら勝手に涙が出てた。
悲しさも悔しさもなかったのに。
なぜだか今だけとても悔しみでいっぱいだった。
『あともう少しだったのになぁ...』
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花優月(プロフ) - のんさん» ありがとうございます(><)この作品を見つけてくださったこと、読んでいただけたこと見ていきたいと言っていただけたことがとても嬉しいです。本当にありがとうございます。占ツクをやれて良かったです! (2022年1月5日 23時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 全然変じゃないです。私はこのような作品を作ってくださってとても尊敬しています!私なんかが言える立場じゃありませんが、生きて頑張ってください。応援しています!ずっとこの作品をみていきたいんです! (2022年1月1日 21時) (レス) @page26 id: 00dda6d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 私のこそ救っていただいてる身なので感謝しかないんですよ。 本当にありがとう。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» モルさんの言う通り死にたきゃ死ねばよかった。けど出来なかった。だから生きるしかなかった。ありがちな言い訳ですwモルさんの言葉、とても嬉しかったんです。今の私には死んでもいいんだよって言って貰える方が楽な気がしたんです。ありがとうございます。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 返信が遅れてしまってすみません。まずはご覧いただきありがとうございます!コメントもとても嬉しかったです。死にたくなくて自傷も薬もしていたんです。でもやっぱり親は死にたいんだと思ったんだと思います。まぁ仕方ないんですけどねw (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年9月29日 1時