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75話 ページ27

ころんside



とりあえず呼吸をさせなきゃと思いゆづちゃんに近づきながら


そう言った。




それでもゆづちゃんはリビングの隅っこでうずくまって口をパクパクしていた。




『お願い...殴ら、ないでぇ...』





最初に言った言葉はこれだった。





何に怯えているのか少しだけわかるのに時間がかかった。





僕より先に理解したのは莉犬くんで





莉「大丈夫だよ。ゆづちゃん殴らないから。」






莉犬くんはしゃがんでゆづちゃんの手を握った。






またゆづちゃんは涙を流しはじめてこのままじゃ本当に息が止まってしまう。






こ「ゆづちゃん、寝っ転がって!それで僕と同じ呼吸をしてね」





ゆづちゃんを横たわらせて同じ呼吸をするよう促す。





この間にるぅとくんはグループラインの方に連絡を入れてくれた。





『はぁ、はぁ、』





さっきよりは吸って吐いてができるようになっていて少し安心した。






こ「その調子だよ。大丈夫。」





優しく手を握って少し大袈裟に僕も呼吸をする。





反対側の手は莉犬くんが握っていて





るぅとくんが水を持ってきてくれた。





だんだんと落ち着いてきたゆづちゃんは目を開けることも無く静かになった。







る「寝ちゃった...」







さっきとは違い安心したような寝息が聞こえ始めて僕も莉犬くんもるぅとくんも安心した。







莉「ベッドに運んであげよう」





とは言ったものの莉犬くんにできるの?と思ったのは僕だけでないようですると






る「ころちゃんも莉犬も危ないから僕がやります!」





と舐めたようなことを言われた。






莉犬くんと






莉「俺だってできるし!」







こ「少なくとも莉犬くんよりはできる自信あるよ!?」







莉「裏切ったな!」






とるぅとくんに反論した(?)






そんな言葉も右から左へと受け流したるぅとくんはゆづちゃんを抱き抱えてベッドに運んでいった。







莉「るぅちゃんももやしなのに...」






こ「日頃から人を叩いて鍛え上げたからね」







なんてことを言ってると








る「全部聞こえてますよー?」






と、遠くから聞こえてきた。







少しするとメンバーが慌ててゆづちゃん家(ここ)に飛び込んできて






「優月/ゆづちゃんは!?」






って息を切らしながら言ったw








今寝てるよと告げると安心そうな顔をした。





それからメンバーにここまでの経緯を話した。

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nayu #crew(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!!今後のストーリー性は思いつきですがリクエストなどあったら教えてくださいね!楽しみすぎてやばいと言われると考えがいがあります!これからもご愛読よろしくお願いします! (2019年8月31日 0時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - おもしろいです!今後のストーリーがめっちゃ楽しみすぎてやばいですw更新頑張ってください! (2019年8月30日 16時) (レス) id: 61b7b452c8 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - 檸檬さん» 1話からですかね?ありがとうございます!図々しく実話入れちゃいましたw泣いたと言われると嬉しいような喜んじゃいけないような...でも少し気持ちに響くだけでとても嬉しいです!更新頑張りますね!ありがとうございます (2019年8月26日 20時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 前作から見てきました。作者さんの実話が少し入ってるんですよね...感動してちょっと泣いてきました。更新頑張ってください! (2019年8月26日 14時) (レス) id: 19c5a51d32 (このIDを非表示/違反報告)
nayu #crew(プロフ) - 牧村カノンさん» きっと、ネットにいる人って少なからず私みたいな人もいると思うんです。少しでも同じ人と気持ちを共有できて、そうでない人と歌い手を共有出来たらと思ってます!ほんとにありがとうございます!嬉しかったです! (2019年8月24日 13時) (レス) id: 8c874ced81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花優月 | 作成日時:2019年8月24日 3時

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