御伽34 ページ2
大会終わりにすぐさまある王子を呼び付けた。
痛めているであろう手と逆の手を引っ張り有無を言わせず医務室に向かった。
「え、なになに！？なんですか！？」
未だに混乱している彼に何も答えずスタスタと歩く
医務室について扉を開ければ
「えぇ！？」
とさらに混乱する彼...
『莉犬さん』
莉「はい？」
『腕...痛めてますよね』
嫌も応も聞かずして救急箱を用意した。
生憎と医務官は他の用事で出ている。
仕方なく私が勝手に手当をすることに
莉「あはは...バレてたんですねぇ」
だっさ、俺w
なんて笑っている彼の表情は少し悲しげなものだった。
『痛めてながらも最後まで戦っている莉犬さんもかっこいいですけど無理するのはまた別のお話です。こんなになるまで無理しないでくださいね。一応一国の王子でしょう？』
慰めたいわけじゃない。そんなつもりもない。
本当にそう思っただけ。それ以上でもそれ以下でもない。
莉犬さんは終始俯きながら私の手当を受けた。
包帯を巻き終えて救急箱を片づける。
『もう行ってもいいですよ。』
最後に元にあった場所へ箱をしまってそう言った。
すると
ぎゅっ
と抱きしめられた。
言わずもがなここには莉犬さんしかいないのでそれが誰だかなんて考えなくてもわかる。
『なんですか』
莉犬さんは力を更に込めた。
意図が分からない。それでも振り払おうとはしなかった。
なんか...出来なかった。
するとずっと黙り込んでいた莉犬さんは言った。
莉「どれが本当の女王様ですか」
と。
『え？』
言っている意味がわからなかった。
それを聞こうともしなかったが少しすると莉犬さんは何も無かったかのようにぱっと離れて笑顔で手当ありがとうございました!!と言って医務室を出ていった。
どれが本当の私...か。
実際のところ私自身もわかっていないのが本音だ。
一体...どれが私なのだろう。
夕日が差し込む医務室で薬品の匂いに鼻をつつかれながらそんなことを考えた。
ｺﾝｺﾝ
深い闇の中を邪魔な思考がさまよっていた時大きなノック音によって私は引き戻された。
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絶賛病み期中。 - 私めっっっちゃギャンブル好き(賭け事は決してしてません！あくまでそういう漫画が好きなだけです！例えば賭ケ○グルイとか、、、 (2021年2月5日 20時) (
レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
mikiyuika(プロフ) - へへぇ(´∀`#)きましたよっ← (2020年12月18日 18時) (レス) id: 66d8b5925a (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ@家族_ぱぱ(プロフ) - 遅れすぎて悲しい(´；ω；｀) テスト終わったよぉはーちゃんも私もお疲れ様だね！ まふさんが、この前、HeySayJUMPに楽曲提供したんでしょ？凄いねぇ！ あと、ころんくんが「アスター」出すのも嬉しい！（金欠恨む…w） 続編にもコメするね！(( (2020年12月15日 7時) (レス) id: 4d87f285ed (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - #よにん。＠str48＆変人系カップル＆踊り子さん» ありがとうございます!! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル＆踊り子(プロフ) - テストお疲れ様です！ (2020年12月14日 20時) (レス) id: 37e9e3d202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花優月
| 作成日時：2020年10月24日 19時
