すとろべりー王国の残酷なお姫様2

御伽55 ページ31

さ「はぁぁぁぁぁぁ！？」



ジェ「ヤバいって！！！」



な「しかもA〜Ｊとジョーカーって」



こ「運良すぎでしょ！！これ強いとか弱いとかのゲームじゃないよね！？」



莉「俺ワンペアで生きてるのにぃぃい」



ジェ「ワンちゃんだけに？」




る「スゴすぎる...」




ジェ「あれ、無視？」




莉「うっせぇ！」




ジェ「ピエん」






1回1回の試合が終わる事に騒がしくなる。さっきまで真剣にペア決めてたでしょうよ。






さ「浦田さん嘘つきましたね」




浦「昔やった時は弱かったですよ」




ニコニコと嘘くさい笑顔でそう言う。




嘘つけ。私が弱かったことなど1度もない。




坂田と志麻は私にやられる人間を見るのが大好きだ。




最近は先程も言ったようにここを使うことがなかった＝最近私に負ける人間を見ていなかった。




ということは久しぶりに見れて喜んでいる。






とても嬉しそうだ。




坂「いやーいいもんが見れたなぁ」




志「久しぶりに見たわ〜しかもロイヤルストレートフラッシュ!!」




セ「センラも上から見ててびっくりでしたw」




ディーラーのセンラは私たちが囲って座る机の言わば誕生日席にたっていたので上から手持ちが見えていた。




本当に悪趣味ね。






さ「くやしいー。」



る「ですね...」



こ「うきぃ〜」



さとみさんとるぅとさんは負けず嫌いらしい。ころんさんもかな...？多分。





結果なんてわかりきっていた。




だからやりたくなかった。それだけだった。もちろん種も仕掛けもない。自分で言うのもなんだが本当にただ運がいい。





さっさと巡回に戻ろう。そう思った矢先







さ「また相手してくださいね。」






と声をかけられる。




そちらを見ればるぅとさんもその他の人も微笑んでこちらを見ていた。






くだらない。どうせ負けるでしょう？なんて思っている...。けど、









『いいですよ』









ちょっと気が向いただけ。私は冷たくそう言って部屋を出た。






『あとはご自由にお使いください。』












志「(気づいてるんかな。自分がさっき微笑んでたこと...)」









全執事が思っていたことだった。

コメ返→←御伽54

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す