すとろべりー王国の残酷なお姫様

御伽14 ページ17

ダンスパーティーの告知を国中にするため伝令の者を手配した。




その間に私がやることは





『皆さんがどれくらい踊れるのか見せていただきたい。』




1曲踊ってみること。





流石に一国の王子ならダンスレッスンくらいはされてるはず。



まず最初に踊ったのはさとみさん。



どちらかと言うとオドオドしてる。




『さとみさん、やる気あります？』



さ「俺は選ばれたくないからやる気はない」



私だってこんな人と婚約とか実際だったらお断りだ。首切り落とすわ



それでも今回は仕方がない。婚約なんて本当はしないし。



『そうですね。民衆に笑われるのが落ちですかね』




少し嘲笑うように挑発してみた。




するとわかりやすく怒ってる。ニコッと微笑みながらﾋﾟｷﾋﾟｷしてるw





『どうされました？選ばれなくていいならここまでで大丈夫ですよ？』




そこまで挑発してさとみさんとのダンスは終了。




その後ダンスレッスンを受けていたとか(本当はあまり得意じゃなかったらしい)
やるからにはちゃんとやりたいらしい。ストイックってことかな。



次にジェルさんと踊った。




普通に踊れてていい感じ。




『お上手ですね』




ジェ「まぁなwどぉ？惚れた？」




『いいえ。ダンスは貴族のたしなみじゃないですか。』




ジェ「確かに...」





最後まできっちり踊ることのできるジェルさんには少し驚いた。できなさそうだったし()




私に一礼した後ドヤ顔でさとみさんの元へ向かっていた。





続いてななもりさん。




な「俺ダンスは苦手分野だからお手柔らかにw」





ななもりさんがそう言ってきたのは意外だった。





完璧に出来そうなのに。






『意外でした。苦手なんですね』






な「武道、勉学はそこそこ自信あるんですけどねw細かな動きは苦手で」








そう言う割にはこないだの手合わせは細かな動きが目立ってたけど







『そうなんですね』




な「というか...ダンスが好きじゃなくて」




好きじゃない...。







するとななもりさんは私の足を間違えて踏んだw









『いっ』






な「うぁぁぁ、すみません！！すみません！！！！大丈夫ですか！？」





慌てようが面白くて




『大丈夫ですw』




笑ってしまった。




あたふたしながら




な「考え事しながら踊るのは危険ですね」




といった。







一体何を考えていたのだろうか。嫌いなダンスのことかなきっと

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