すとろべりー王国の残酷なお姫様

御伽12 ページ15

部屋に入ってすぐついたものはため息。





『はぁ...』



そんなため息ひとつ逃さず




坂「幸せ逃げんでw」




と突っ込んでくる坂田。そんな元気今の私にはない。





『条約改正とは言っても...そう簡単に終わる問題じゃなさそうだ...。』






浦「それを見据えての婚約者候補でしょうw」







それもそうだ。簡単に話が進むと思っていなかったから親睦を深めて信頼を得てさっさと返そうと思ったんだもの。





こちらから歩みよる他ないのに。怖いなぁ。







私が頼れるのは執事の4人。






愛する母をなくし...威厳のあった父に手を...。






俯き気味になっていた私の肩に浦田が手を置いた。





浦「お嬢様なら出来ますよ」




坂「せやで!!俺らもおるし！」









『...ありがとう』






みんながいればどうにかなるかな。




















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翌日








いつもの如く無言な会食が終わったあと執事たちの情報によりいつも会食後に王子たちが城内で自由行動をしていることを聞いた。













例えば...









競技場で剣の手合わせをしているななもりさんとジェルさん。






死角であるところから覗いて観戦してみた。







力的にはジェルさんが圧倒的に強いけど小回りが効いてスピード感があるのはななもりさん。とてもいい勝負だったが結局はななもりさんの勝利。








流石、隣国と言うだけあって仲がいいようだ。









続いて厨房。









どうやら料理人たちは王子2人に厨房を使わせて欲しいと頼まれたらしい。










広い厨房には白いコック服を身にまとったさとみさんとその横で味見(つまみ食い)をしているころんさんがいた。









さ「おいころん、味見しすぎw無くなる」




こ「いーじゃん！どうせ僕が後で食べるんだし!!」




さ「あのなぁw」









会食の時とは別人のようなさとみさんの笑い声が響く。







すごい笑い方ね。王子より魔王の方が向いてそう()













料理人曰くさとみさんの料理はシェフに負けないくらいの美味しさだったとか



















最後にダンスホール。そこは演奏用の楽器も多く揃っていて好きな人からすれば聖地だろう。














案の定幸せそうなるぅとさんと莉犬さんがいた。

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