26話 ページ31
気を失ってから目が覚めた時ちょうど救急車に乗せられるところだった。
多分今の今まで階段下に放置されていたんだと思う。
笑えるよね。
「意識ありますか！？」
なんて問いかけてくる人に向かって力なく頷いた。
良かったと言ってくれるその人の声に安心してまた気を失ったわけじゃないけど目を瞑った。
疲れ果てて寝たんだと思う。
さらに次に目が冷めた時私はベッドの上に居てどうやら両足を負傷したらしい。
歩けそうにないや。
誰もいない暗い病室にひとりきり。
静かな部屋だなぁ...と思っていた時
母「あれは娘です!!」
母の叫ぶような声が聞こえた。
見に行きたくとも歩くことが出来なければ何も出来ない。
「ですが...」
揉めているようだ。
少しして収まったであろう頃母が入ってきた。
母「おまたせ！A！患者服を貰ってきたの！入院らしいから安静にしてるのよ？」
なんて言われてもあなたのせいですが？
『ありがとう！』
母「ねぇ、聞いてよA。看護師さんったらAを男の子だって間違えるのよぉ。どこから見ても女の子じゃないのね！」
間違えてるのはあなただよ。
『そうだねwおかしいねw』
私もおかしいよ。
母「それになんでそんな大怪我してるのよぉ。お母さんびっくりしちゃったわ。あなたが階段下で倒れてるから...心配で...。」
『.....
ごめんね、ふらついて落ちちゃったのかも。』
都合悪いことばっか忘れやがって。
本当にムカつく人。
どうやらこの病院は男性、女性によって患者服の色が違うらしい。
女性はピンク
男性は青
私は...ピンク...。
いつまでも両親の人形...。もうそろ飽きたかもなぁ。
なんて
母「？どうしたのA」
『ううん！なんでもないよ！』
母「もう遅いから帰るわね！また来るわ！」
『うん！
バイバイ！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 432人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花優月(プロフ) - Hononnさん» そんなぁ...神絵師だなんてまだまだですよぉw男の子って難しくて...。むしろ尊敬です!!絵柄は気分で変わっちゃって...固定しないんですよね〜。ぴえん (2020年9月22日 18時) (
レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
Hononn(プロフ) - 神絵師様ですね!!絵が上手い!!!この小説も良き わいも上手くはないけど絵を描くんだが男の子しか描けない!!!絵柄と画力が欲しい (o>ω<o)ＰＩＥＮＮ (2020年9月22日 15時) (レス) id: 6c61683029 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - ねむさん» あと関係ないんですが方言可愛いですね!!ねむさんのお気持ちが伝わることを願っております。14年...凄いです！頑張ってください!!応援させていただきます！ (2020年8月21日 14時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - ねむさん» 星が綺麗は知ってる人は知っていると思いますが...。ですが月が綺麗は今やほとんどの人が知っているのではないでしょうか？私は意味がこもってると思います!!本人じゃないので分かりませんが...。誰なんでしょうね。私も気になってきました!!w (2020年8月21日 14時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - ねむさん» コメント拝見させて頂きました!!とても素敵で、心が痛みます。月と星の話が特に素敵だなぁと。お泊まりとかをした時でしょうか？その時間に好きな人とお話できるのいいですね!!私なら好きじゃない人とそんなお話もしませんし時間も使いません。相手の方もきっと...^^* (2020年8月21日 14時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花優月
| 作成日時：2020年7月26日 17時
