すとぷりメンバー唯一の女子は男性恐怖症

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僕達はライブというものを企画していた。




初めてのライブである。





たくさんの人に喜んで欲しくてやってみたいというメンバーの夢を叶えるために企画してはいたのだが...。




じゃあ男性恐怖症だからライブはしないのか。





って言われたって僕もライブはしたいし、好きで男性を苦手意識してるわけじゃない。




もちろんその事だってメンバーは理解してくれていて、無理なら仕方ないけどやりたいなら協力するからやってみないかと優しい言葉をかけてくれた。




僕だってライブをしたい。応援してくれているリスナーさんを男女問わず見て感謝を伝えたい。





メンバーと一緒に成し遂げたい。




そこで僕はるぅとくんに電話をかけた。



ころんくんと結構仲良いし声だけなら男性と言うよりって感じで少し安心感あるからw




るぅとくんは寝てなければすぐに電話に出てくれる。案の定今回もすぐにコールが途切れ





る「はーい。どうしましたー？」





という可愛い声が聞こえてきた。




『るぅとくーん!!あのね。ライブの件で少し相談なんだけど...。』




そういうとるぅとくんは驚いた声を出した。ななもりさんやさとみくんなどリーダー気質のある人に相談をせず自分にしてきたことが不思議だったらしい。





優しい彼はいいですよ。と言ってくれた。




『僕ね、ライブはしたいの。メンバーとリスナーさんと楽しい時間を過ごしたい。



でもきっと僕が今までに関わってこなかったであろう人数の男性が集まると思うの。



だから凄い不安でもあって...。』





別に相談するようなことではなかった気がする。





そんなのやりたくなければ出なければいい、やりたければ出ればいい。




そう言われて終わりだと思っていた。けどるぅとくんの優しさを利用して都合のいい言葉を期待した。




る「僕はAちゃんとステージにたちたいなぁって思ってます。



きっと僕も恐怖対象者にはなってしまうと思いますけど陰ながらでもサポートします！！





みんなも同じだと思うんです。だから出たいなら出てみませんか？」

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