エンド,1 ページ40
みんなへ。
皆を置いていくことがとても心残りだけれど、これも運命。仕方が無いと割り切ってください。
思えば皆との出会いはあまり良くないかもしれない。けれど私は貴方達を拾ったこと、買ったことになんの悔いもありません。
泣いていませんか?私が貴方達にこの未来を伝えなかったのは最後まで笑顔を見せて欲しかったからです。
わがままでごめんね。
長く綴るのは性に合いません。これくらいにしときます。
最後に、みんなの幸せを願っています。
A。
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〜花香side〜
簡素に書かれた手紙は本当にシンプルで涙も引っ込みそうだわ。
でもそんなことあるはずもなくて、
あの子たちは泣きじゃくっていた。
ここで私も泣いたら格好がつかないから我慢。
みんなして口を揃えて、
どうして?
なんで...。
"置いてかないで"
と言っていた。それには同感だ。
まさかAに置いていかれるとはね。
A。これでいいんだよね?本当にこれを望むなら私はあなたの為に悪役を演じます。
悔いは無いですか?
それなら。私は...。
花「さて、読み終わったかな〜?」
そういうのと同時に手紙を粉々にした。
莉「っ、な、んで...。」
花「もう、これは貴方達には必要ない。
幸せに生きれるよう記憶を消してあげるから!」
これで、いいんだよねっ?
そ「っざけんな!」
さ「んな事したら殺すっ、」
こ「うぅ...や、だぁ。」
みんなして泣きわめいた。これが正解だと私には思えない...。
花「殺せるもんならどーぞ?その代わり一番最初に記憶が消えるのはあんただよ?」
ま「忘れないって...言ったのに...。」
ジェ「許さないっ、」
花「所詮吸血鬼と人間よ。」
向かってきたさとみとそらるを筆頭にその他諸々の記憶を消し去った。
パタパタと気を失っていく人間たち。
立ち尽くしたまま虚無感に襲われた。
花「ねぇ...。これで...よかったのっ?本当に望んだことだったの...?」
目を覚ますことの無いAに問いかけた。
花「応えてよっ...」
触れた頬はもう体温なんて持っていなかった。
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ひとみ@天かすっこ(プロフ) - いやいや!お話が理解しやすかっただけです!あ、じゃあもう想像しまくります(?) (2020年3月20日 12時) (レス) id: f129b71bbe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 番外編えもえもでした!もう、テュインクルってなりました← (2020年3月20日 10時) (レス) id: a5e119f79c (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 番外編やばかったです!皆かわいかった!AtRの二人の吸血鬼も良かったし、すとぷり6人もよかったです!!特に狼莉犬くんが…(キュン///)新作出たら即チェックして着いていきます!これからも頑張ってください! (2020年3月20日 3時) (レス) id: c5352b1e9c (このIDを非表示/違反報告)
のんふぇる(プロフ) - 番外編最高!あぁ、この人たちに吸血されたい。 (2020年3月20日 2時) (レス) id: 93a969cc24 (このIDを非表示/違反報告)
強がりネコ(プロフ) - そんなため息つかないでくださいよ!??番外編神でした!!絵文字可愛いす!!新作も絶対着いてきます!! (2020年3月20日 1時) (レス) id: 1ac086556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2020年3月11日 13時