人間買いました。2

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優｢これしない方が無理しちゃうことになるw｣









まぁそれもそうね









『そっか。ほどほどにね。』









そう言って優月に背を向けた。









優｢相当弱ってた。｣









去った後の言葉なんて知る由もなかった。









ジェ｢あれ、出かけてたん？｣









帰ってすぐ玄関であったのはジェルだった。









『ええ。まぁそんなとこよ。』







ジェ｢最近出かけること多ない？｣






『私だっていつもひきこもってる訳じゃないわよw』





ジェ｢そーなん！？｣









仮にも上級吸血鬼だと言うのにそうやって冗談めかしてからかってくる。









怖がられるよりそっちの方がいいけどw









『バカにしてると炙るわよ？w』









そう言って手元に炎を上げると









ジェ｢やめてや！まだ死にたないねん！w｣









と笑いながら言った。本当にはしないとわかっていての言動だ。









『ふふっ、しょーがないから生かしてあげるわ。』









なんて玄関先で笑いあった。









やっぱりジェルは面白い子。









リビングへ行くと珍しい組み合わせの2人。









な｢あっ！Aさん！おかえりなさい！｣








さ｢おかえりー！｣









『珍しい組み合わせね。何してたの？』









さ｢お菓子作り〜｣







な｢俺もやってみたかったからさとみくんにお願いして一緒にw｣








さ｢ころん誘うとまた失敗しそうだったからw｣









なんて楽しそうに話してくれた。








『そうなのねw楽しみにしてるわ』









そう言うと









さ｢ご主人もやりません？w｣







とにやにやしながら言われた。









なぜ私があの8人に家事をさせてるか知ってる？









究極に料理や家事が苦手だからよ。









『私お菓子なんて作れないわ』









な｢まぁまぁそう言わずに｣









なーくんにまでにやにやされる始末。









仕方ないからそらるのエプロンを借りて一緒に参戦。









数分後






さ｢...。｣








な｢...。｣









『だから言ったでしょ...。』









作っていたのはクッキーだったはず。









生地をかたどってクッキングシートの上に乗せるだけのはず。









なのに。

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