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この日から私の体は徐々に変化していった。
こ「ご主人?そろそろお昼だけど血飲む?」
『えぇ。そうさせてもらうわ。』
いつもの様に膝に股がった。
チョッキのボタンとシャツのボタンに手をかけ肩を出す。
かめそうな位置を指で少し押して顔を近づける。
牙を立て血を吸う。
こ「っ、ん。」
少し色っぽい声を出すころんをよそに吸った血を喉へ通す。
はずだった。
『っ、ゴホゴホっ、はぁ...っ』
こ「だ、大丈夫!?何むせてんのw」
『ごめんなさいw詰まったわw』
本当はもう器官を通らなくなってしまっていた。
直接飲むことがままならなくなっていた。
こ「ちゃんとしてよ〜w」
『ごめんなさいねw』
ころんに心配をかけるわけにも行かなくて無理やりにでも器官を通した。
『ありがとね』
こ「...。ご主人最近あんまり飲んでなくない?足りてるの?」
『えぇ。元々そんなに飲むほうでもなかったでしょう?』
こ「それもそうか!」
『ごちそうさま』
そう言ってころんと別れた。
あー。喉がやけそうだわ。
仕方が無いので私はある場所に向かった。
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向かった先は薬局。
と言っても普通の薬局ではない。
優「珍しいね。どうしたの?」
『んー。ちょっとね。』
ここは吸血鬼専用の薬局である。
そしてここは優月がいる薬局。
『あれある?』
優「ある。」
こんな単語で会話ができてしまうのは花蝶風月の特徴。
優「はい。」
そう言って渡してくれたのは赤いカプセル剤
前に飲んでたやつよ。あの。水と混ぜると血液と同じ味がするやつ。
水と混ぜるから血液100%じゃないから器官が弱って飲みにくい人でも飲みやすいの。
『ありがとね』
優「無理しちゃダメだよ?」
さすが花蝶風月。私の意向もバレバレだ。
『ええ。無理なんてしないよ。優月こそ無理しないでよ?』
そう言って腕の包帯に目を向けた。
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ひとみ@天かすっこ(プロフ) - いやいや!お話が理解しやすかっただけです!あ、じゃあもう想像しまくります(?) (2020年3月20日 12時) (レス) id: f129b71bbe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 番外編えもえもでした!もう、テュインクルってなりました← (2020年3月20日 10時) (レス) id: a5e119f79c (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 番外編やばかったです!皆かわいかった!AtRの二人の吸血鬼も良かったし、すとぷり6人もよかったです!!特に狼莉犬くんが…(キュン///)新作出たら即チェックして着いていきます!これからも頑張ってください! (2020年3月20日 3時) (レス) id: c5352b1e9c (このIDを非表示/違反報告)
のんふぇる(プロフ) - 番外編最高!あぁ、この人たちに吸血されたい。 (2020年3月20日 2時) (レス) id: 93a969cc24 (このIDを非表示/違反報告)
強がりネコ(プロフ) - そんなため息つかないでくださいよ!??番外編神でした!!絵文字可愛いす!!新作も絶対着いてきます!! (2020年3月20日 1時) (レス) id: 1ac086556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2020年3月11日 13時