人間買いました。2

〜55〜（コメ返1人） ページ14

〜ななもり。side〜



スーパーに買い出しに来た俺たちはAさんの言いつけを破り外に出てしまった。



罪悪感を感じたるぅりーぬは先に戻ると言った。




ただその言葉に今ちゃんとした言葉を返せるほどの余裕がなかった。




？｢なーくん？｣





俺の名前を呼んだ人はこの場にいる全員が知ってる人。




な｢母さん...。｣




みんなは険しい顔をした。





なんでみんなも知ってるのか？俺だってみんなとこんな出会い方をしたくはなかった。




ただ出会いというものは複雑で...。




僕らは特殊な出会い方をしてしまった。






〜過去〜




俺の家は4人家族。




両親と俺と弟の4人。




別になんの苦労もなく幸せな家族だった...。




でも、その時の俺はとても小さかったから幸せなんて感じていたかすらわからない。





そのくらい小さかった俺の両親はいきなりの離婚をした。





未だに理由もわからない。聞けなかった...。






俺は母親に引き取られた。弟はお父さんに。





とても小さくてそんな時の記憶なんて曖昧だったから弟の名前も顔も分からなかったけど...。





お母さんはいつも泣いていてよしよししても寄り添っても声色を上げてくれることも笑顔になることもなかった。





そしてお母さんは再婚をした。再婚相手には子供が2人いて、その2人っていうのがさとみころんだった。




再婚をしたあとのお母さんはとても楽しそうで嬉しそうだった。




小さいながらにそんな幸せなお母さんを邪魔してはいけないと思い、さとみくんところちゃんといつも部屋で遊んでた。






ただそれも長くは続かなくてお母さんはまた離婚をした。






そして俺らはまたお母さんに引き取られた。





さところからしたら二重捨てられたわけだ。





そんなふたりを俺は守ってあげたい。



そう思った。その時から俺は2人のお兄ちゃんとして面倒を見続けた。





その後お母さんはまた再婚をした。察しの通り相手にも子供がいてその子供がるぅりーぬ。




俺らは両親のじゃまをしまいと5人で部屋でいつも仲良く遊んでいた。




でも俺は少し寂しかった。1人ではないのに実質その中で1人なのは俺だったから...。




同じ血のかよった兄弟が俺にはいなかったから。



まぁお母さんがいるだけ有難かったのかもしれないけど。


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なんご さん！

はい！私もさとみくん推しです！(同担大丈夫ですか？...。)基本箱推しですが！

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