ホントの友達は … (ページ14)

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「涼介、大貴 … っ」

「よっ、久しぶり｡」

「知念が買い物とか
なんかあったの ? 」

2人には、お母さんがいなくなったことは話していない｡

知っていても、先生だけ｡

先生にも、クラスのみんなには … と、お願いして、内緒にしてもらった｡

「 … 僕に用 ?

ないなら帰る｡じゃ、」

僕は、足速にその場を去った｡

僕だってもっと2人と話したいよ ?

でも最近2人から避けられてるし、話す用事もないし、今更話しかけられても … って思うとやっぱり冷たく接しちゃうんだ｡

「やっば、早く帰んなきゃ … っ」

叔母さんに起こられちゃうっ、

「 … なんだよアイツ｡」

「やっぱりあの人たちが言ってたことは
ほんとなのかな、俺は信じたくないけど｡

… 生意気すぎるわ、アイツ｡」

「冷たくされちゃえば … ねぇ、

俺らだってますます嫌いになるわ｡」

なんて言う会話を2人がしていたことを
僕は

知らない｡