元カレさん【青・桃】 (ページ2)

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Aside

『ころんただいまー！』

そう言ってドアを開けたそこには私の元カレが居た。

え。なんで居るの？

声には出さなかった。

なぜなら、ころんに元カレがさとみだったとは言ってなかったからだ。

2年ぶりの再開。

さとみはこちらを見て微笑ましそうに笑っている。私だと分かっているくせに…

さ「わぁ！可愛い子が来た！」

こ「ちょ、さとみくんうちのA襲わないでね！！」

さ「襲わねぇよww」

さ「じゃ、帰りますかぁ〜！ころんありがとな。またな〜！」

そう言ってドアに手をかける。まるで何かの映画のワンシーンだ。

別れた時もこうやってさとみがドアに手をかけて去って行く背中をずっと眺めて行くことしか出来なかった。

こ「あ！じゃあまたね〜！」

『あ…さよ…なら…』

止める言葉も出ず、ただそう言うしか無かった。