過去編22 ページ39
しばらく車を走らせていると運転手さんが口を開いた
運転手「お嬢さんは目に包帯なんか巻いてどうかしたの？」
A「ちょっとぶつけちゃって…」
運転手「あれま。まぁ、彼氏さんがいてよかったねえ」
A「彼氏？！違いますよ！」
ツリメ「そうです！友達です！」
運転手「またまたぁ。友達には内緒で付き合ってるとか
そういうやつでしょ」
ツリメ「ちっ…違いますよぉ〜」
顔を赤くしてみっくんが言った
可愛い…
運転手「へぇ…大切にしてあげなね」
ツリメ「…はい」
えぇ！
みっくん納得しちゃったよ！
言葉の意味わかってる？！
A「あ…あの〜みっくん？」
ツリメ「ん？」
そう言って少しだけ近づいて来る
みっくんの息が伝わってくる
あぁ！もう！不意打ち禁止！
熱い…
A「なんでも…ないよ…」
運転手「若いっていいですねぇ〜」
ほら！運転手さんも勘違いしてる！
運転手「そろそろ付きますので準備してください」
A「はい」
そう言って私はみっくんの手を探す
(あった！)
あ…自然に手、繋げた…
なんかカップルみたい
なんて思ったのは誰にも言わない一生の秘密。
運転手「はい。着きました〜」
ツリメ「ありがとうございます。お金は…」
運転手「いいですよ。久しぶりに楽しい運転でしたよ。
ありがとうございます」
A「とんでもない！本当にいいんですか？」
運転手「えぇ。気をつけてお帰りください」
ツリメ「ありがとうございます！」
バタン！
私はみっくんの手を手掛かりに前へと進む。
A「本当に！ありがとうございました！」
運転手「はい。それでは」
ツリメ「出発したよ」
みっくんが教えてくれる
A「いい人だったね」
ツリメ「本当だね」
A「それじゃあ、私の家に行って…あれ？」
ツリメ「どしたの？」
A「どっちの家に泊まるの？」
ツリメ「あぁ〜…どしよっか」
A「私の家来る？」
ツリメ「いいの？」
A「うん。親もいないし…ってみっくんもか笑」
ツリメ「そだね笑じゃ、一回Aを家に送ってから着替えとって来るね」
A「うん」
ツリメ「じゃ、行こっか」
さりげなく繋いだ手。
この時間が一生続けばいいのになぁ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すいぽて - ちなみにミスした41話は削除したので気にしないでください (2018年8月22日 21時) (
レス) id: 5205ff0beb (このIDを非表示/違反報告)
すいぽて - 41話はミスです…ラインのようにすることができると聞いたので試しにやってみようかなぁ…と思っていたら公開してました。ご迷惑をかけてしまいすいませんでした (2018年8月22日 16時) (レス) id: 5205ff0beb (このIDを非表示/違反報告)
や - すいぽてさん» 41ってどことの繋がりですか？？ (2018年8月21日 22時) (レス) id: de60358edc (このIDを非表示/違反報告)
すいぽて - 登校中のじゃないですね…はい。 (2018年7月20日 21時) (レス) id: 5205ff0beb (このIDを非表示/違反報告)
カタストロフ - 本当ですか！やったぁー！ (2018年7月20日 14時) (レス) id: b2046dfefc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すいぽて | 作成日時：2018年7月20日 12時
