Bloody Poison【あんスタ】

ありのままの私〜過去編〜 ページ8

⚠零さんが主役の設定なんですけど、渉の出番ばかりですねｗすみません！でも、渉も重要なキャラになってくるので許してください！もうすぐ零さんが嫌ってほど出てくるので←
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

彼は私のありのままの姿が見たいと言った。

そりゃあ私だって。ありのままの自分でいれたらどれだけいいか、考えた事ある。

でも、そんな事したら嫌われる。
私はいい子でいなきゃ。
わがままを言わずに、出来るだけ皆の言う事を聞いて、笑顔でいて、泣き顔なんて見せない。

そう考えていたから、ありのままの自分を曝け出すなんて無理だと思っていた。


でも、彼は見たいと言った。私のありのままの姿を。

それは、泣いてもいいって事？
それは、わがままを言っていいって事？

本当は私、いい子なんかじゃない。
わがままで寂しがり屋で。
皆の言う事を全部聞くなんて、とてもじゃないけど無理。

そんな私を、貴方はどう見るの･･･？



『日々樹くん。』

『おや、貴方から話しかけてくれるなんて嬉しいですね！どうしたんですか？』

私は机の上にあった赤い薔薇を手に取った。
微かに手が震える。

『私ね･････』

そして、私は口にする。

久しぶりのわがままを･･･


『私、ピンクが好きなの。薔薇が出せるなら、ピンクの薔薇を出してよ。』

トマトジュース1〜過去編〜→←道化師の微笑〜過去編〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す