優しいあの人1 ページ14
私も含め、零と渉はアイドル科に属している。
とは言っても、私はアイドルではない。
作詞作曲が得意なのでアイドル科に属し、色々なユニットに曲を提供している。
この学院は男性アイドル育成に特化しているので、アイドル科には男子しかいない。普通科には女子が多少いるらしいが、ほとんど関わりはない。
つまり私は、毎日を男子に囲まれて過ごしているわけだ。
男子が苦手、というわけではなかった。
だから、そんな毎日も苦ではなかった。
「離して!離してってば!」
でも、たった今私はそんな環境を恨む事になっている。
今は放課後。日は沈み、ほとんどの生徒は下校している。
私は『TrickStar』に提供する曲を学校に残って完成させていた。
それだけだったのに。
「ほら、お前こっち押さえてー!」
「りょーかい!Aちゃん、大人してよ?そうすればすぐ終わるからさ〜」
残って練習をしていたユニットに、レッスン室に連れ込まれてしまったのだ。
「やだ!お願いだから離して!」
必死に叫んでも相手は聞く耳をもたない。
男子3人に私1人では明らかに力の差があり、全く抵抗出来なかった。
「この学院、男ばっかでつまんないんだよね〜Aちゃんみたいな可愛い子がアイドル科に来てくれて嬉しいよ♪」
下品な笑みを浮かべながら、彼は私のスカートの中に手をーーー・・・
「・・・何か嫌な予感がすると思い来てみれば・・・お主らは本当に学習しないのう・・・」
馴染みのある声が聞こえた。
ーーー零だ。
そう理解した瞬間、私は体から力が抜け、そのまま意識を手放していった。
******
主人公ちゃん襲ってる男子の1人が若干羽風に似ている気がしますが、羽風じゃないです←
ただのモブ男子です←
そもそも羽風は女の子を襲ったりはしないよね〜多分。
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ユミカ?(プロフ) - 朱蝶さん» まさか私の作品を読んでくださるなんて!ありがとうございます!朱蝶様の作品に比べたら全然駄作ですが、更新頑張ります♪もうすぐ豹変するので楽しみにしててくださいw (2016年9月2日 21時) (レス) id: adf92d0f83 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - コメント失礼します。読みやすくてさくさく進みます!そして吸血衝動で豹変する零が楽しみでなりません!笑 更新頑張ってください!(*´罒`*) (2016年9月2日 20時) (レス) id: cf009a00ba (このIDを非表示/違反報告)
ユミカ(プロフ) - ヴァリさん» コメントありがとうございます★読みやすいなら良かったです!まだまだな文才ですが、これからも更新頑張るのでぜひ読んでください! (2016年8月23日 23時) (レス) id: 424560f613 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァリ(プロフ) - コメント失礼します♪とても読みやすい小説ですね!更新楽しみにしています! (2016年8月23日 23時) (レス) id: b85a4ac4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユミカ | 作成日時:2016年8月20日 23時