検索窓
今日:10 hit、昨日:10 hit、合計:47,651 hit

優しいあの人1 ページ14

私も含め、零と渉はアイドル科に属している。
とは言っても、私はアイドルではない。
作詞作曲が得意なのでアイドル科に属し、色々なユニットに曲を提供している。
この学院は男性アイドル育成に特化しているので、アイドル科には男子しかいない。普通科には女子が多少いるらしいが、ほとんど関わりはない。

つまり私は、毎日を男子に囲まれて過ごしているわけだ。

男子が苦手、というわけではなかった。
だから、そんな毎日も苦ではなかった。









「離して!離してってば!」

でも、たった今私はそんな環境を恨む事になっている。

今は放課後。日は沈み、ほとんどの生徒は下校している。
私は『TrickStar』に提供する曲を学校に残って完成させていた。

それだけだったのに。


「ほら、お前こっち押さえてー!」

「りょーかい!Aちゃん、大人してよ?そうすればすぐ終わるからさ〜」

残って練習をしていたユニットに、レッスン室に連れ込まれてしまったのだ。


「やだ!お願いだから離して!」

必死に叫んでも相手は聞く耳をもたない。
男子3人に私1人では明らかに力の差があり、全く抵抗出来なかった。

「この学院、男ばっかでつまんないんだよね〜Aちゃんみたいな可愛い子がアイドル科に来てくれて嬉しいよ♪」

下品な笑みを浮かべながら、彼は私のスカートの中に手をーーー・・・








「・・・何か嫌な予感がすると思い来てみれば・・・お主らは本当に学習しないのう・・・」

馴染みのある声が聞こえた。


ーーー零だ。

そう理解した瞬間、私は体から力が抜け、そのまま意識を手放していった。


******

主人公ちゃん襲ってる男子の1人が若干羽風に似ている気がしますが、羽風じゃないです←
ただのモブ男子です←
そもそも羽風は女の子を襲ったりはしないよね〜多分。

優しいあの人2→←純粋なあの子3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:朔間零 , 日々樹渉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユミカ?(プロフ) - 朱蝶さん» まさか私の作品を読んでくださるなんて!ありがとうございます!朱蝶様の作品に比べたら全然駄作ですが、更新頑張ります♪もうすぐ豹変するので楽しみにしててくださいw (2016年9月2日 21時) (レス) id: adf92d0f83 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - コメント失礼します。読みやすくてさくさく進みます!そして吸血衝動で豹変する零が楽しみでなりません!笑 更新頑張ってください!(*´罒`*) (2016年9月2日 20時) (レス) id: cf009a00ba (このIDを非表示/違反報告)
ユミカ(プロフ) - ヴァリさん» コメントありがとうございます★読みやすいなら良かったです!まだまだな文才ですが、これからも更新頑張るのでぜひ読んでください! (2016年8月23日 23時) (レス) id: 424560f613 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァリ(プロフ) - コメント失礼します♪とても読みやすい小説ですね!更新楽しみにしています! (2016年8月23日 23時) (レス) id: b85a4ac4b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユミカ | 作成日時:2016年8月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。