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純粋なあの子2 ページ12

「零、朝だよ〜」

声ともに棺桶の蓋が開かれる。
寝ぼけたままの瞳に映る、彼女の姿。
ようやく視界がはっきりしてくると、彼女はこちらに向かって微笑んでいる。

俺はゆっくり起き上がる。
すると、彼女は少し驚いた顔をした。

「零、今日は起きるのが早いね?いつもならまだ眠いって言ってなかなか起きないのに。」

「ふふ、Aの可愛い笑顔が見えたからのう・・・ばっちり目が覚めたぞ♪」

「何それ〜」

変な事言わないでよ、と笑う彼女。

冗談なんかじゃないけどな、と心の中で呟いた。

数ヶ月前の彼女は、自分に対して少し警戒心を抱いているように見えた。

でも、今の彼女は自分に笑顔を向けてくれる。
朝は確かに苦手だが、不思議と彼女が起こしに来てくれるようになってから少しづつ起きるのが早くなった。

俺はきっと、Aの事が好きなのだろう。


「今日はね、零と渉にお弁当作ってきたの!2人とも栄養が偏ってるから・・・ちゃんとした食事しないと駄目だよ〜?って、後で渉にも言っとこう。」

無邪気に話す彼女を見ていると、こちらも自然と頬が緩む。

Aはとても優しく、純粋だ。

俺が近づいていいのか?と疑問に思うくらい。

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ユミカ?(プロフ) - 朱蝶さん» まさか私の作品を読んでくださるなんて!ありがとうございます!朱蝶様の作品に比べたら全然駄作ですが、更新頑張ります♪もうすぐ豹変するので楽しみにしててくださいw (2016年9月2日 21時) (レス) id: adf92d0f83 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - コメント失礼します。読みやすくてさくさく進みます!そして吸血衝動で豹変する零が楽しみでなりません!笑 更新頑張ってください!(*´罒`*) (2016年9月2日 20時) (レス) id: cf009a00ba (このIDを非表示/違反報告)
ユミカ(プロフ) - ヴァリさん» コメントありがとうございます★読みやすいなら良かったです!まだまだな文才ですが、これからも更新頑張るのでぜひ読んでください! (2016年8月23日 23時) (レス) id: 424560f613 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァリ(プロフ) - コメント失礼します♪とても読みやすい小説ですね!更新楽しみにしています! (2016年8月23日 23時) (レス) id: b85a4ac4b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユミカ | 作成日時:2016年8月20日 23時

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