モテモテエピソード ページ10
「みんなで外食って、初めてじゃないかしら？」
お母さんがお父さんを見て言った。
「まあそうだな。面会の時に、カフェでお茶した時くらいだもんな」
それは、私が初めてお父さんに会った時のことだった。
あのときは衝撃だったなぁ。
充と光と姉弟になるなんて、思ってなかったもの。
「父さんに今日から姉ができるぞ、って言われた時は驚いたよ」
光の言葉に、私はお母さんに言われた時のことを思い出した。
弟ができる、って言われたっけ。
「高校生とかかなって思ってたら、同級生だったからさ」
あ、それ私も同じこと思ってた。
「Aも同じこと言ってた気がするわ」
お母さん、正解。
『言ったよ。てっきり小学生かなって思ってたら、校内の有名人だから驚いたよ』
「有名人、って...」
私の言葉に、隣で充が苦笑する。
え、だってホントのことじゃないの？
ぱちぱちと瞬きをしていると、光が言った。
「Aや他の人の中で、俺たちはどんな感じなの？」
うーん、難しいな。
『みんなが言うには、二人は目の保養だとかなんとか言ってるけど、私は普通の男子にしか見えないというか、なんていうか』
説明下手くそだな、私。
「目の保養ってなんだ」
少々不満げな表情で、充は頬を膨らませる。
「うーん。やっぱり俺は、女子に関わるのは苦手だな。Aを除いて」
一瞬びっくりしたけど、最後の一言で安心したよ。
ほっ。
『二人、騒がれるの苦手だもんね』
私が苦笑しながら言うと、充と光も苦笑する。
と、
「あら。やっぱり充と光は、学校でもモテモテなの？」
お母さんが話に入ってきた。
やっぱり、ってことは、お母さんも同じこと思ってたりするのかな。
「わからないけど、兄ちゃんが女子に騒がれてるのはよく見るよ」
「それは光も同じだろ」
お互いに学年中の女子からモテてるってこと、気づいてないのかな。
「やっぱり二人ともカッコいいから、女子にモテるのね」
お母さんが頬に手を当てて、口元を緩ませる。
「Aはどうなの？」
は？
「Aは男子たちにモテるとか、そんな感じのエピソードはないの？」
私に一体何を求めてるの、お母さん。
『私は別に。二人みたいにモテないし、エピソードなんてないよ』
「あら、残念」
ふん。
「俺から見たら、Aは他の女子よりもモテると思うけどな」
え？
ぼそっ、と言った充の一言に、私は驚いて彼を見つめた。
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にゃんたまファシル(プロフ) - みかんさん» ありがとぉおおおおおおお！頑張りまっする！ (2020年8月16日 23時) (
レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - うん、前の章から見てました。安定の面白さ！好きですぅぅぅぅ！応援し続けます！ (2020年8月16日 12時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
にゃんたまファシル(プロフ) - 緑川カナエ＠元リーのアニメ部屋さん» (ΦωΦ)ﾎﾎｫ…(´☆ω☆｀)ﾅﾙﾎﾄﾞﾈ！じゃあ奥野君との絡みもちょこちょこ入れてみますね！！ (2020年8月16日 10時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
緑川カナエ＠元リーのアニメ部屋(プロフ) - あ、めでたい事に親にスマホを買って貰ったのログインしました。私奥野君が最推しで‥本当に男何ですかあの子((( (2020年8月16日 1時) (レス) id: 08be6625b8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんたまファシル(プロフ) - リーのアニメ部屋さん» リクエストありがとうございますっ！王帝月ノ宮メンバーとの絡みですね、上手く書けるかなぁ笑 頑張ります！ (2020年8月15日 14時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
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