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40 後輩の祈り ページ41
〜一星目線〜
一星「先輩っ！先輩っ！」
あれから呼びかけてみるが、全く反応がない。
一星「い、嫌です先輩！目を…開けてくださいっ！先輩っ！」
雨は止まない。それどころか、止む気配がない。
雨が降っている中、冷たいままのAを抱きしめて、少しでも温めようとする。
一星「(先輩…お願いです…目を覚ましてください…)」
抱きしめながら祈っていると、公園のベンチが目に入る。屋根がついていて、雨宿りに丁度良さそうな場所だった。
一星「(あそこなら…！)」
俺はAを抱き上げると、そこに向かって歩きだした。
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