最強雨柱は優しい

10話 悲鳴嶼行冥side ページ11

悲鳴嶼行冥side in音柱邸





子供は平気で嘘をつく…

あの子も…紗代に裏切られた時から子供は信用出来ない…

きっとこの子も…時雨Aという子もまた、平気で嘘をつく…

なんという悲しきことかな…南無阿弥陀仏…



『悲鳴嶼様!!柱としてはまだ不十分かもしれませんが…よろしくお願いしますっ!!』

悲「南無南無…精進する事だ…」

『はいっ!!頑張って皆さんを守れるくらいになりますねっ!!』



あぁ…この子は努力と切実さを持っている…

私はこの子を認めることは出来るだろうか…

口ではこう言っていたとしてもその信頼を裏切るのが子供だ…



悲「時雨は…皆の為に命でも差し出せるのか…？」

『分かりません』



分からない、か

この後、何を言うか…だな…南無南無



『だってもしもの時は私の命を優先しそうなんですもん』

悲「…」

『きっと私は自分の命が惜しいって思っちゃいます…』

悲「…なるほど」

『でも!鬼殺隊柱になったからにはきちんとやることします!!』



この子は信じてもいいのかもしれないな…

自分の弱さを見せた、でも、やる事はやると言った…

この少女の瞳を見る限り…嘘では無いのだろうな…



悲「時雨は…優しい心を持っているのだな…」

『そんなことないです、私のせいで私の家族は…っ!!』

悲「悔やむな、悔やんでも戻っては来ない。だから鬼を滅殺するのだ…」

『!!そうですよね…!!頑張りますっ!!』



やはり…この子は信じれる

私は、この子を、時雨Aを、認めよう





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こんにちは、作者ですっ!!

悲鳴嶼行冥さんの口調難しいですね…

会ってないのならすみません…＜(_ _)＞

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