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277 久しぶりの再会 ページ7

しばらくの間、私はその場を動くことができずにいた。

『あ……も、戻らないと……』

5分程たって、私は再び廊下を歩き始めた。

前を向いて歩いていなかったせいで、途中の曲がり角で誰かとぶつかった。

『あ、ご、ごめんなさい!』

すぐに頭を下げて、相手に謝罪する。

?「君は……Aだっけ?」

『え?』

唐突に名前を呼ばれ、私は思わず顔を上げた。

フロイ「僕のこと、覚えてる?」

『ふ、フロイくん!?』

思わずすっとんきょうな声を上げた私に、フロイくんはクスリと笑った。

フロイ「久しぶりだね、A」

『う、うん……久しぶりだね』

フロイ「ぶつかってごめんね。怪我はない?」

『全然ないよ!むしろ、私こそごめん』

フロイ「怪我がないなら僕はいいよ」

ニコッと笑ったフロイくんに、私は安心して胸を撫で下ろした。

『なんでここにいるの?』

フロイ「ああ、ヒカルと話していたんだ」

フロイくんがそう言った瞬間、近くで声が聞こえた。

光「フロイ、誰かいるの?………って、Aさん!?なんでここに……」

声の主である光くんは、私を見つけると驚いたように目を見開いた。

フロイ「で、君はなにしてたの?」

『それは……』

オリオンに勧誘された、なんて言えない。

『た、たまたま通っただけだよ……別に、なんにもないよ』

フロイ「ねぇ、A」

突然名前を呼ばれ、私の肩が跳ねる。

フロイ「ちょっと、こっちに来て」

『え、え?』

光「おいフロイ!」

光くんが止める前に、フロイくんは私の手を掴んで廊下を走った。

フロイ「……ここにしよう」

めったに人が通らないところまで私を連れてくると、フロイくんはこちらを見つめた。

フロイ「君、オリオンになにかされた?」

『っ!さ、されてないよ……っ』

悟られないように、私は必死で答える。

フロイ「オリオンに勧誘とか、されたんじゃないの?」

『な、なんでそんなこと聞くの?』

質問に答えず、私は逆にフロイくんに質問した。

フロイ「兄さんが話しているのを聞いたんだ」

『兄さん……?』

私がきょとんとすると、フロイくんは驚いたように目を見開いた。

フロイ「オリオンの理事長だよ。知らなかった?」

『えっ?あ、あのイカみたいな老人じゃないの!?』

フロイ「イカみたいなって………」

私の言葉に、フロイくんは声を上げて笑った。

フロイ「あの人は執事だよ。本当の理事長は僕の兄さんなんだ」

その言葉に、私は目を瞬かせた。

278 もっと知りたい→←276 オリオンの勧誘



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みな(プロフ) - 青鬼ゲームや君は私の一等星が更新されないのは悲しいけど、体調の方が大事ですからね!!早く治してください!お大事に! (10月29日 21時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
りん - 風邪しっかり治してくださいね! (10月29日 18時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - みなさん» ですよね……!( ≧∀≦)ノ (10月16日 21時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あぁ・・・光くんかわいい← (10月16日 19時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yニャン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年10月2日 22時

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