276 オリオンの勧誘 ページ6
『すぐに戻ってくるから、大丈夫だよ』
みんなの視線から逃れるようにして、私は急いでその場を離れた。
『(危ない危ない……勘づかれるところだった……)』
場所がわからぬまま、私はスタジアムの廊下をひたすら歩き続けた。
しばらく歩いたところで、新条さんが歩いてくるのが見えた。
新条「呼び出してすまないね」
『それで、私になんの用ですか？』
なにかあったらのために、私は警戒しながら質問する。
新条「オリオンのことで、話があるんだ」
『それはわかっています。わざわざこんなところに呼び出してまで、私に言いたいことはなんですか？』
かなり逃げ腰の私に対して焦る素振りも見せず、新条さんはゆっくり口を開いた。
新条「君も知っての通り、オリオン財団の力は強大だ。目的のためならば、手段を選ばない」
『…………』
警戒しながらも、私は黙って新条さんの言葉を聞いていた。
新条「もしオリオンに逆らえば、制裁を受けることになる。当人だけでなく、家族や仲間、友……」
『………なにが言いたいんですか？』
新条「察しのいい君のことだ。どうすればいいか分かるはずだ」
まさかと思いながら、私は恐る恐る口を開いた。
『私にオリオンに入れ……と？』
新条「そうだ。これは、理事長の命令だ」
『断ります』
私はきっぱり言い放つ。
『私は、仲間を守りたいんです。オリオンなんかに入ったら、みんなに迷惑がかかります。いくらオリオンの理事長だからって、そう易々と従えるわけないでしょう？』
新条「そうか……先ほどの話を、聞いていたか？」
淡々と言う新条さんに、私はさらに警戒心を強める。
新条「君がオリオンに入らなければ、きっと理事長は、イナズマジャパンに手を出すだろう」
『っ！！』
その言葉に、私は大きく目を見開いた。
新条「それでもいいのか？」
『それは……っ』
オリオンに入らなければ、みんなが………。
私は、自分と葛藤する。
『そんなの、だめに決まってるじゃないですか……！』
新条「だったら君は、オリオンに入るべきだ。仲間のために……自分のために……だ」
そこまで言うと、新条さんはこちらに歩みよってきた。
いきなりのことに、私は思わず飛び退く。
新条「タイムリミットは、アメリカ戦後だ。それまでに、君は一体どうしたいのかを、決めておくんだ」
『…………』
新条「私からの話は以上だ」
固まって何も言わない私を置いて、新条さんはその場を離れていった。
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姫川ふぶき - 円堂死なないで(泣）青鬼ゲームをだんだん見たら円堂が青鬼に手で死んだので悲しかったです！円堂が死んだなんて嘘だよね？何で円堂を死なないといけないのねぇ教えてお願い！ずっと夜まで朝で泣いていましたけど、泣いたら駄目だと思っていました！けど結局泣きました (2020年4月25日 0時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 青鬼ゲームや君は私の一等星が更新されないのは悲しいけど、体調の方が大事ですからね！！早く治してください！お大事に！ (2019年10月29日 21時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
りん - 風邪しっかり治してくださいね！ (2019年10月29日 18時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - みなさん» ですよね……！( ≧∀≦)ノ (2019年10月16日 21時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あぁ･･･光くんかわいい← (2019年10月16日 19時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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