番外編6 〜ハロウィン〜 ページ43
野坂「というわけで、トリック・オア・トリートだよ。Aちゃん」
『へ？』
急に言われ、私はパチパチと目を瞬かせる。
野坂「ハロウィンといえばこれだからね。ほら、お菓子くれないとイタズラするよ？」
『え、いや、いきなり言われても……』
着替えたばかりなため、お菓子はなにも持っていなかったのだ。
『持ってないよ、お菓子なんて……』
野坂「じゃあ、イタズラしなきゃね」
『ま、待ってよ！なにか持ってくるから！』
ジリジリと近づいてくる野坂くんに、私は慌てて両手を突きだして言った。
『ち、ちょっと待ってて！』
走って自室まで戻り、適当にあったあめ玉をいくつか掴んでポケットに入れる。
『あとは……これでいっか』
暇なときに作ったクッキーが余っていたため、私はそれも持っていくことにした。
ミーティングルームに戻り、野坂くんにあめ玉を渡す。
『はい。これでいいでしょ？』
野坂「まあいっか。イタズラしようと思ってたんだけどね」
なんのためらいもなく本音を言った野坂くんに、私は口元をひきつらせた。
明日人「A！トリック・オア・トリート！」
『はいはい。ちゃんとあるよ、ほら』
手にあめ玉をのせると、「やった！」と明日人は無邪気に喜ぶ。
その喜ぶ姿は狼要素がなく、まるで犬だ。
灰崎「……トリック・オア・トリート」
『はい、どうぞ』
少し遠慮がちに言ってきた灰崎くんにも、あめ玉を渡した。
円堂「A！俺も俺も！」
『言わないとダメですよ、円堂さん』
私が苦笑して言うと「トリック・オア・トリート！」と元気よく言った円堂さん。
私は笑いながら、あめ玉を渡した。
風丸「全く、相変わらずだな」
『え……風丸、さん？』
こちらに歩いてきた風丸さんの姿を見て、私は目を瞬かせた。
『なんですか？その格好……』
風丸「なにって、妖狐だ」
吹雪「僕もだよ」
風丸さんの後ろから、吹雪さんがひょっこりと顔を覗かせた。
吹雪「赤ずきんの衣装、似合ってるよ。可愛いね」
『ありがとうございます、吹雪さん』
吹雪さんに褒められ、私は笑ってお礼を言う。
風丸「それにしても、はしゃぎまくってるな」
『あまりイベントで騒ぐことはないですし、これでもまだ中学生ですからね』
普段は練習や試合で忙しいぶん、イベントで盛大に盛り上がることなどはなかったのだ。
そのため、今回のハロウィンでは、いつもの緊迫感などはなく、無邪気にイベントを楽しんでいる。
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姫川ふぶき - 円堂死なないで(泣）青鬼ゲームをだんだん見たら円堂が青鬼に手で死んだので悲しかったです！円堂が死んだなんて嘘だよね？何で円堂を死なないといけないのねぇ教えてお願い！ずっと夜まで朝で泣いていましたけど、泣いたら駄目だと思っていました！けど結局泣きました (2020年4月25日 0時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 青鬼ゲームや君は私の一等星が更新されないのは悲しいけど、体調の方が大事ですからね！！早く治してください！お大事に！ (2019年10月29日 21時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
りん - 風邪しっかり治してくださいね！ (2019年10月29日 18時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - みなさん» ですよね……！( ≧∀≦)ノ (2019年10月16日 21時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あぁ･･･光くんかわいい← (2019年10月16日 19時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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