293 甘いホットケーキ ページ32
『お待たせ、光くん』
光「わざわざすみません。どうぞ、入ってください」
両手がふさがっていることがわかったのか、光くんがドアを開けて、私を通りやすいようにしてくれる。
『どう？調べものは進んだ？』
光「順調ですよ。ただ、もう少しデータがほしいところです」
そう言って、光くんは再びタブレット端末に目を向ける。
『頑張ってるね、光くん』
光「いえ！みなさんの役にたてるだけで満足なので！」
私の言葉に、照れたようにはにかむ。
『はい、これ。少しは休憩して糖分とらないとね』
光「すみません、ありがとうございます」
小さなテーブルを引っ張ってきて、私はホットケーキをのせる。
テーブルに置いたホットケーキを見て、光くんは目を輝かせた。
光「わあ、ホットケーキじゃないですか！俺の好物なんですよ！」
『それならよかった！遠慮せずに食べてね』
光「はい！いただきます！」
器用な手つきでホットケーキを切って、口に運ぶ。
もぐもぐと懸命に口を動かしている姿は、まるでハムスターのようでかわいらしかった。
『どう、かな？』
光「美味しいです！甘さもちょうどよくてふわふわです！」
『よかったぁ〜』
私が安心したように胸を撫で下ろすと、光くんは小さく切ったホットケーキを私に差し出した。
光「Aさんもどうぞ」
『えっ？いや、光くんのために作ったんだし、私はいいよ』
光「Aさんが作ったんですから、Aさんも食べてください」
少しいたずらっ子のような笑みを浮かべて、フォークを差し出してくる光くん。
光「ほら、あーんしてください」
『えっ……あ、あーん』
少し控えめに口を開けると、ホットケーキを突っ込まれる。
光「美味しいですよね？Aさん」
『え？う、うん、まあ……』
自分で作ったものを評価するのもおかしくて、私は曖昧に笑って返事をした。
光「ホットケーキも美味しいですけど……」
『え、なに？』
じーっ、と見つめられ、私は戸惑う。
真面目な顔でこちらを見つめてくる光くんに、私はパチパチと目を瞬かせた。
が、次の瞬間
『ど、どうした____んっ！？』
後頭部を引き寄せられ、互いの唇が重なるのがわかった。
それは一瞬のできごとで、すぐに離れた。
私が驚いて見つめていると、光くんはニヤリと笑って言った。
光「俺的には、Aさんが一番美味しいですね」
『な、なに言って///』
ごちそうさまです、と不敵に笑う光くんを見て、私は真っ赤になったのだった。
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姫川ふぶき - 円堂死なないで(泣）青鬼ゲームをだんだん見たら円堂が青鬼に手で死んだので悲しかったです！円堂が死んだなんて嘘だよね？何で円堂を死なないといけないのねぇ教えてお願い！ずっと夜まで朝で泣いていましたけど、泣いたら駄目だと思っていました！けど結局泣きました (2020年4月25日 0時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 青鬼ゲームや君は私の一等星が更新されないのは悲しいけど、体調の方が大事ですからね！！早く治してください！お大事に！ (2019年10月29日 21時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
りん - 風邪しっかり治してくださいね！ (2019年10月29日 18時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - みなさん» ですよね……！( ≧∀≦)ノ (2019年10月16日 21時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あぁ･･･光くんかわいい← (2019年10月16日 19時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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