288 一つの嘘 ページ27
きょとんとしている光くんに、私は少し苦笑しながら続ける。
『昨日の夜、私、寝ちゃったでしょ？そのときに部屋まで運んでくれたのって、光くんだよね？』
光「へ……あぁ、あの時ですか……。そ、そうですよ」
かなり戸惑いながらも、光くんは答える。
昨日の夜、ひとしきり泣いた後に、私達はベンチに座って星を眺めていた。
ずっと黙っていたためか、私はそのまま眠ってしまったようなのだ。
今朝目が覚めると、私は自室のベッドにいた状態になっていた。
『ありがとう……あと、ごめんね』
光「いえ………」
それからまた、お互いに沈黙する。
周りのみんなも、私達の様子を伺っているのがわかる。
『私は……』
光「……？」
突然話し出した私を見て、光くんは不安そうな様子を見せながらも首をかしげる。
『光くんと……一緒にいたい、一人にしないよ』
光「Aさん……」
私の言葉を聞いて、光くんは安心したように口元をほころばせた。
『だから、安心して……？』
光「はい……っ！」
その嬉しそうな笑顔を見て、私の心は痛んだ。
『(オリオンに入るなんて言ったら、どんな顔するのかな……)』
そんなことを言ったって、困らせるだけであり、悲しい表情をさせてしまうだろう。
せめて今だけは、私は光くんの笑顔が見たかった。
それが故に、私は一つの嘘をついたのだった。
明日人「うおおおおおお！！！」
ひたすらドリブルを続け、巨大なマトリョーシカに突進していく明日人。
相変わらず無鉄砲だな、と思う。
『なんでこんなのがあるのよ……』
光「あはは……」
思わず呟いた一言に、光くんは苦笑する。
巨大なマトリョーシカを大量に使い、ドリブルで抜いていくという練習方法。
私はそれを、ランニングを続けながら眺めていた。
『アメリカ戦で勝たなきゃだめだってことはわかってるんだけど……』
わざわざこんなものを使う必要があるのだろうか、と思う。
剛陣「あ"あ"あ"あ"あ"あ"〜！！」
マトリョーシカに挟まれ、剛陣さんは悲痛な叫び声を上げている。
私はそれを無視すると、析谷さんのそばでコサックダンスをしているメンバーに目をやった。
『監督だけじゃなくて、析谷さんの特訓もかなり変わってるわね……』
光「でも、脚力を上げるためにはぴったりだと思いますよ」
『確かにそうかも……』
ランニングを終えると、私と光くんは会話をしながら、析谷さんから出されている練習メニューに目を移した。
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姫川ふぶき - 円堂死なないで(泣）青鬼ゲームをだんだん見たら円堂が青鬼に手で死んだので悲しかったです！円堂が死んだなんて嘘だよね？何で円堂を死なないといけないのねぇ教えてお願い！ずっと夜まで朝で泣いていましたけど、泣いたら駄目だと思っていました！けど結局泣きました (2020年4月25日 0時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 青鬼ゲームや君は私の一等星が更新されないのは悲しいけど、体調の方が大事ですからね！！早く治してください！お大事に！ (2019年10月29日 21時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
りん - 風邪しっかり治してくださいね！ (2019年10月29日 18時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - みなさん» ですよね……！( ≧∀≦)ノ (2019年10月16日 21時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あぁ･･･光くんかわいい← (2019年10月16日 19時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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