167 警戒 ページ41
私達は緊張して成り行きを見守る。
結果、最初にあたったのはスペインだった。
円堂さんは喜んでいるけど、私は内心不安だった。
光「………あ……」
光くんが声をあげたのを見て、私はモニターに目を向ける。
『ロシア………』
スペイン、アメリカ、ロシアの三チームと戦うことになったイナズマジャパンは、喜んでいる人もいれば、少し顔をしかめている人もいた。
『よかったね、光くん！ロシアと戦えるよ！』
光「そう、ですね……嬉しいです」
光くんは少し表情を曇らせていた。私は疑問に思って問いかける。
『ロシアと戦いたいんじゃないの？』
光「それは嬉しいんです。だけど………」
光くんは不安そうな表情で告げた。
光「ロシアは……オリオン財団の本拠地です。だから、ロシア代表もオリオンの息にかかっている可能性が高いんです」
『そういえば、そうだったね………』
私達が顔を曇らせていると、
？「如月……Aさんだね？少しいいかな？」
『は、え？私ですか？』
声をかけてきたのは、オリオン財団の理事長の側近、新条さんだった。
光「っ！」
『ひ、光くん？』
新条さんがこちらに歩みよると同時に、光くんは私を庇うように前に立った。
光くんは鋭い目付きで、新条さんを睨み付けている。
光「Aさんに何の用ですか………？」
新条「そんなに警戒することはないよ、一星くん。私は彼女に話があるだけだ」
光くんは警戒を緩めない。狼のような目付きで睨み付けたまま、目を放さない。
光「ここで話せばいいんじゃないですか？」
新条「悪いが、そういうわけにもいかないんだよ」
ますます警戒の色を強めた光くん。私はそんな彼の肩を叩いた。
『大丈夫だよ、光くん。私、行ってくる』
光「っ！で、でも！Aさん………っ」
光くんは嫌々をする子供のように、私の腕を掴んで離さない。
『大丈夫、私は必ず戻ってくるから……ね？』
そう言って笑いかけると、光くんの掴んでいる力が抜ける。光くんは新条さんを見て言った。
光「彼女に手を出したら、許しませんから」
新条「わかっているよ、一星くん。それでは行こう」
不安そうにみんなが私を見つめるが、私は構わず新条さんについていった。
____________________________________
新条「ありがとう如月さん。君が言ってくれなきゃ、一星くんは話させてくれなかっただろうね」
『いえ、大丈夫です。それで、話ってなんなんですか？』
扉を閉めると、新条さんは話し始めた。
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姫川ふぶき - 一星が頭を撫でたけど、円堂が何で皆を呼ぼうって思ったのかわからないから、野坂達は何で来なかったのかな？明日人がきって円堂が心配をするのはわからなくってもないけど人の都合を考えないのかな (2020年4月24日 3時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - アリスさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってくれてよかったです！充くんと光くんのファンも、もっと増えてほしいですね！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！(ゝω・´★) (2019年8月15日 22時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あと番外編やばいほど面白かったです！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - やばい。。。。。光君が可愛すぎてやばいです。。。w主様のおかげで光君も充君ももっと好きになりました！！ほんとにありがとうございます！！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - こまめに更新しますので、これからもよろしくお願いします！(ゝω・´★) 〜追伸〜 番外編の夏祭り、いかがでしたか？ (2019年8月5日 0時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
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