162 見慣れない姿 ページ36
光「な、なにかあったんですか？」
『えと……そ、その』
まごついていると、光くんは言った。
光「ドレスのチャックがしまらない……とかですか？」
『……………………』
図星をさされ、私は赤くなった。
光「え、当たりですか……？」
『……………うん』
ドアの前でポカーンとしている光くんの姿がわかる。
光「………俺でよかったら……やりましょうか？」
『えっ？』
私が驚いた声を出すと、「変なことしませんよ！？」と少々焦った声が聞こえた。
『で、でも………』
私がためらっていると、光くんは言った。
光「Aさんのドレス姿、最初に見たいんです………」
『光くん……………』
私はかなり迷ったあげく、光くんを中に入れることにした。
『は、入ってきて……いいよ』
光「お、お邪魔します………」
ドアが開いて、光くんが入ってくる。
お互いに見ることのない姿を見て、私達は固まった。
光くんは胸元に青いチョウネクタイをつけ、深い青色のタキシードに身を包んでいた。
しばらく固まっていると、光くんは顔を赤らめながら近寄ってくる。
光「やりますから、後ろ向いてください」
『う、うん』
お互いに照れながらいるため、会話をしようにも何を話せばいいかわからなかった。
光「はい、終わりましたよ」
『ありがとう、光くん』
お礼を言って顔を上げると、光くんはまっすぐに私を見ていった。
光「綺麗です、Aさん」
『光くんも、かっこいいよ』
お互いに言って、はにかんだ。
光「みなさん待ってますから、行きましょう」
『うん！』
そう言って、光くんはお辞儀をすると、私に手を差しのべて言った。
光「お手をどうぞ、お姫様」
『お、おおおおお姫様！？///』
私はこれ以上ないくらいに顔を真っ赤にさせる。
光「ほら、はやく」
『ど、どうも………///』
年下ながらも紳士的な対応に、私はぎこちなく光くんの手を取った。
『手繋いだまま行くの！？』
光「ここでは普通ですから大丈夫ですよ」
光くんに言われ、私はしぶしぶそのまま向かうことにした。
光「本当は………」
『え？ひ、光くん？』
光くんは突然、顔を近づけて微笑んだ。
光「Aのドレス姿なんて、誰にも見せたくないんだけどな」
『ちょ！な、なに言って！///』
低い声で耳元で囁かれ、私は再び真っ赤になる。
光くんは私の反応を見て「冗談です」と言って笑った。
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姫川ふぶき - 一星が頭を撫でたけど、円堂が何で皆を呼ぼうって思ったのかわからないから、野坂達は何で来なかったのかな？明日人がきって円堂が心配をするのはわからなくってもないけど人の都合を考えないのかな (2020年4月24日 3時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - アリスさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってくれてよかったです！充くんと光くんのファンも、もっと増えてほしいですね！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！(ゝω・´★) (2019年8月15日 22時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あと番外編やばいほど面白かったです！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - やばい。。。。。光君が可愛すぎてやばいです。。。w主様のおかげで光君も充君ももっと好きになりました！！ほんとにありがとうございます！！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - こまめに更新しますので、これからもよろしくお願いします！(ゝω・´★) 〜追伸〜 番外編の夏祭り、いかがでしたか？ (2019年8月5日 0時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
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