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××
一方、伊達軍では
小十郎がある一枚の書状を大事そうに手に持って廊下を歩いていた。
心なしか、その足取りはいつもより軽く見える。
小十郎「政宗！いるか!?」
政宗「……何だ、珍しいな。小十郎が声掛けもなしに俺の部屋に入ってくるなど」
小十郎「ああ、悪い」
悪いと言いながらもその表情は晴れやかで
政宗もそのことを特に咎める様子はない。
町の復興は順調に進み、戦前、とまではいかないがそこそこの落ち着きを取り戻しつつあった。
総大将である政宗の的確な指示や、彼を慕う兵や民の賜物である。
そんな中、小十郎はいつも以上に機嫌が良く政宗の元へ来たのだ。
政宗は心の中で「一体何があった」と考えを巡らしていた。
小十郎「これを見ろ」
政宗「……書状？どこの国からだ」
小十郎「差出人は……上杉謙信」
政宗「上杉ッ……!?」
上杉謙信
その名前を聞いた途端、政宗の顔からさっと血の気が引いた。
織田軍に攻められるきっかけを、Aを失った戦の原因を作った
ボロボロに惨敗した戦の相手。
つぅーと汗が頬を伝う政宗の肩に
小十郎の手がバンッと強く置かれた。
小十郎「中を見ろ」
政宗「……ああ」
恐る恐る書状を手に取り、そこに書かれた文に目を通す。
相変わらずの真面目な文に綺麗な字。
一通り読み終えた政宗が顔を上げれば
珍しく瞳をほんのりと潤わせていた。
政宗「……おい、これは本当か……？」
小十郎「嘘ではない、とは言い切れないが……その可能性は限りなく低いだろう」
政宗「……もしこれが本当なら……あいつは……Aは……」
もう何年も流されいないそれが
総大将になると決めた日から封印していた涙が
政宗の少し肉の削げた顔を慣らしていった。
政宗「Aは生きている……！」
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結城心愛 - 紅華さん» そうですね……雑兵より断然強いのは当然として、主要キャラとはそこそこ戦えるものの勝つまでには至らない、といったところでしょうか？ (2018年8月11日 19時) (
レス) id: 5f6cda4546 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - お疲れ様です 主人公の強さってどれくらいですか？ (2018年8月5日 20時) (レス) id: 986e690a37 (このIDを非表示/違反報告)
結城心愛(プロフ) - レインさん» たくさんのリクエストありがとうございます！取り合いまでいくかどうかは分からないのですが、一応そんな感じのシチュエーションは元々考えていたので入れようと思います。もう少し甘めも了解しました(￣^￣)ゞ (2018年7月22日 17時) (レス) id: 5f6cda4546 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 景持さんとの絡みありがとうございます！次はもうちょっと甘めがいいです！あと政宗さんと謙信様か景持さんの主人公の取り合いみたいなの見たいです！(できればで平気です！) (2018年7月22日 14時) (レス) id: 5763350924 (このIDを非表示/違反報告)
結城心愛(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！なんか色々お褒めいただけてすっごく嬉しいです(●´ω｀●)最近更新できてなくてすみません、でもなるべく早く更新できるよう頑張ります！ (2018年7月20日 17時) (レス) id: 5f6cda4546 (このIDを非表示/違反報告)
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