希代のエゴイスト様

1.今こそ＿＿＿＿ ページ3

『この国には俺のパスを受け取れるFW(ヤツ)がいない。

俺は生まれる国を間違えただけです。』











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『…なんかこのホテル人多くね？』


『あー…、

今日はイベントホールで記者会見があるみたい＿＿＿＿…』





『…＿＿＿＿という風に優秀な高校生300人を集めまして、日本をW杯(ワールドカップ)優勝に導くためのストライカーを育成しようというのがこの＿＿＿＿


'' 青い監獄(ブルーロックプロジェクト '' :big)


でございます。』





通称:銭ゲバジジィがつらづらとマイクに口を近付けながらプロジェクトの紹介をすれば、記者たちが質問攻めに奮い立っていた。



人生が台無し…？



それに対して焦り、慌てた様子を見せる横に帝襟アンリは立ち上がる。





『その通りです!


日本サッカーが次に進むためにはこのイカれたプロジェクトが必要なんです！！』





机を強く叩いては場を制し、静まり返るこの会場内で '' イカれてんのはお前らだろ… '' と声が微かに聞こえようとも語り続ける。





『…アンリちゃん…？』



『…見てみたくないんですか？






日本サッカー界に英雄が誕生する瞬間を』

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