黒薔薇が咲く監獄にて。II

17.黒に染まる薔薇の追憶＿＿ ページ7

ボクは世間の目がある新人戦という名を掲げた6月の大会に出場した。決めたゴールに世間は声を上げた。


3-1




3点の内の1点はボク決める事が出来た。





‹ Hurra! Ich konnte es dir zeigen! Noah!(やったよ!見せれたよ!ノア!)›





ボクは息を上がらせて興奮気味になりながらも嬉しさを噛み締め、ノアが待つ場所へ駆け出しては嬉しげに報告をした。





『…… Geben Sie sich nicht mit nur einem Punkt zufrieden(たかが1点だけで満足するな。)』






‹ ＿＿＿＿ Warum……?(え、なんで…?)›





『 Wenn Sie ein Stürmer sind, holen Sie alle Punkte(お前がFWなら全部の点数を取れ)


Ich kann mich nicht erinnern, dir beigebracht zu haben, dich wie ein Idiot zu bewegen(馬鹿みたいなプレーなんて俺は教えた覚えが無い。)








Stürmer disqualifiziert(ストライカー失格だ。)』











‹ Hab ich doch! Warum, warum, warum bist du nicht glücklich! ?(でも、ボクはちゃんとやった!なんで、なんで、なんでお前は嬉しくないの!?)›




『 Ja, ich bin nicht glücklich(ああ、俺は嬉しくない。)』



‹ ＿＿＿＿ ！！！！




＿＿＿＿ Richtig, Helden sind Teufel, die ihre menschlichen Herzen vergessen haben(そうかよ、天才様は人の心なんて忘れた悪魔だったんだな。) ›







もういい。

勝手にしてろ天才様。


＿＿＿＿俺が、お前のその持て囃されたその立場(世界一)を崩してやる。

18.お前も＿＿→←16. 〃

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