黒薔薇が咲く監獄にて。II

22. 〃 ページ26

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｢ありがと、凛。｣



『…ああ。』





Aは虎視眈々と意識を凛に集中させている間に先回りをしていたものだから、隙を突いて点を取ったのだ。




『＿＿＿＿いやマジ…


どーやって止めるんだよ。皇A。』






いや、止められなかったけど…近付いてる！


前の戦いじゃ負けた理由すらわからなかったけど現在(イマ)の俺には全部理解(わか)った＿＿＿＿



Aの動きは前と同様、凛のアシストがあってこその(riby:蹴撃:シュート)だ！！


つまり、＿＿＿＿糸師凛を喰えば勝てる！！！





＿＿＿＿考えろ！

凛を攻略して、戦場(フィールド)を制圧する方法を！！








『今のジャンピングシュート、星(オシャ)1つあげよう。』



｢お、遂に星になったネ！｣



『次行くぞ。』




蟻生はAを指差し、点数を付け加えていて。さらなるオシャポイントの進化にAは嬉しげに笑い出しては、'' 凛！もらったヨ〜！'' なんて自慢していた。






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『マジかよ…、Aと凛ってあんな凄ぇのな。


どーやって止めんだよ…』



『ゴメン、俺も全然止めらんなかった。

てか、なんであんなプレーできんのか…




思考回路の次元が違うのか…』






頬に伝う汗を手の甲で拭く豹馬は実力を見せた2人を視界に捉えた豹馬はこんなことを口にし、凪の方は2人の考え方に疑問を持つ。




『…え、いや、抜かれた理由は説明つくよ。』

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