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とある日の昼下がり ページ3
現実じゃ、そうそういるもんじゃないし。
半分くらい分けてくれたって罰は当たらないだろ。
神は二物与えんなよ。
まじで。
俺らにも分けろよ。
くっそ。
「うらやましいとか思ってないからな、文武両道イケメンなんか！」
「えっ、早瀬が唐突にほめだした」
大友を指さして言うと、大友以外の奴らが引き気味にこちらを見る。
るっせだまれ、なんて言いながら大友の方を見ると、我が子を見るような生温い視線を向けられた。
え、何こいつこわ。
結局誰が好きなのかもわかんないし、生温い視線向けてくるし、嫌なんだけど。
え、何で？？？
こいつら助けようとしないし、納得したような笑顔浮かべるし……。
「ぐっ、じゃねーんだよ親指立てんな」
「早瀬、好きだ」
「ボケ王はお前だったか」
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