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割れたら炎が出てくるポーションづくりとかは良く聞くけど。
最後の授業は二時間続けてということもあり、このまま自身の寮室に直帰するために歩みを進めつつ雑談を交わす。
「属性ごとでクラスを分けたほうがいい気もしますが」
「あーそれ、アマミヤ先生が『せっかく提案してるのに『今までにないことですから』とか言っちゃってさ！ より良くする気ないよね絶対』って言うとったよ」
「提案はしたんですね」
物の相性とか、色々あるだろうに、なんて思って思わず呟けば、それに気づいたサカタ様がアマミヤ先生の真似をしながら教えてくれる。
絶妙に似ているような、似ていないような。
というか、そんなことをいつの間に聞いたんだ。
先生も、先徒にそんなことを話していいものなのか。
「まあ、そんな話より感謝祭の話をしましょ。ルシフはどんなことをするとか決めてるん？」
まぁまぁ、と苦笑いでその場を収めつつおれの領の話に切り換えた。
その話の逸らし方はさすが宰相の子息といったところか。
いい取り方をすれば、子どもらしいというくらいで。
しっかりしているせいで忘れているが、目の前の彼らも成人していない子どもだ。
「お菓子や美味しいご飯を振る舞うつもりです。それ以外は特に考えてないですが」
「お菓子なんにするん？」
「フィナンシェやマカロンあたりかと。俺があまりお菓子を食べないせいで、料理人がたまに泣いてるんですけど」
あれま、とセンラ様は目を見開き、サカタ様はもったいないと言う。
おれ自身は一度もそんなことを思ったことはないのだけれど。
とはいえ、やはり、効果で手の出しにくい砂糖を食べられるのは貴族や大商人の特権的なところがあるし、そんなものか。
「折角ですし、サカタ様とセンラ様とベルフェゴール様は何が食べたいですか？」
「アップルパイとか、フルーツとか」
「センラは何でも好きですよ」
「そうだな、僕は氷菓が好きだよ。そうでなくても甘いものはなんでも好きだけど」
そういえば、前に料理人のゼンさんが、何でもいいは困るとか言っていたような。
何を作るのが好きと言っていただろうか。
クッキーとか？ いや、それはおれが、たまに食べる分にはいいとか言ったから増えたわけだし。
「なんや困ってますねぇ。どうしたんです？」
「うちの料理人に好きなものを作らせてあげたいんですけど、あの人、俺の食べたいものを作るのが一番とかほざくので」
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のんしゅ(プロフ) - ほんとですか！？ 教えてくださりありがとうございます (2022年6月30日 19時) (
レス) id: e89ed18301 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - オリジ/ナルフラグが立っているようですので、外していただくようお願いします。 (2022年6月30日 8時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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