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その分もどうするか。
条約に抵触するような行為の後始末は色々面倒なんだが。
本当、やめてほしい。
何の理由もなく殺すことがそもそもダメだけれど、その後の始末を誰がやると思っているんだ。
「では、賠償金についてです。国家は大黒柱となる人がいなくなった時、遺族に対して一定の金額を渡さなければなりません。そのことについてです」
「それはオレたちが払うのが妥当だろうな。じゃあ、10,000
「10,000Gって言ったらオレたちに両替すれば1,000,000
普通に考えれば、一日およそ100Cあれば最低限の生活はできる。
一日三食で10Cだから、合計30C。
燃料魔石など諸々買って70Cの合計100Cだから、10,000日、つまり285ヶ月はこれで過ごせるということだ。
人族の就職は平均して１ヶ月あれば余裕で就職できる。
アレはやりすぎだ。
だから、１か月半分あれば余裕だと思う。
１日100C✕１ヶ月強あたり35日✕1.5か月＝5,250Cで、端数切り上げしてGに直しても60Ｇでいいくらいだ。
「半月もあれば就職はできるし、1750Cでいいよ。んー、端数切り捨て換算で17G」
「流石にいくら人族の領地が就職しやすいと言っても、半月はやりすぎだろう。２ヶ月ならどうだ？」
「長くても１ヶ月あれば就職はできる」
「ルシフはどう思う！？」
どう、と言われても困るのだが。
俺はあくまでも代理人で、この会議での全権は実質ゼオルにあると言っていい。
おれが答えるよりも先にクレアさんが口を開く。
この場にいるのはおれたち３人とクレアさんの４人。
おれが問われたのにクレアさんが答えようとしているということは、おれの代理で発言するということだ。
まぁ、それを言ったら、結構ですとか言って言わなくなりそうだから黙っておくけれど。
「間を取って一ヶ月半にしてみるのはいかがでしょう。端数切り上げ換算で６０Gです。そもそもゼオル様、10,000Gを出す余裕があるとお思いですか」
ゼオルは少し考える素振りを見せ、そして諦めるように首を振った。
そう、この国は財政的にかなり危うい。
というか、見境なしに色んな国にお金が流れて言っている。
今年こそは貿易黒字になれたが、昨年は赤字の煽りを受けてかなりのダメージを負ったらしい。
人族領との貿易でも関税がかけられているから、収入は芳しくない。
だと言うのに、アレほどの金額をかけようとするゼオルはばかの極みである。
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のんしゅ(プロフ) - ほんとですか！？ 教えてくださりありがとうございます (2022年6月30日 19時) (
レス) id: e89ed18301 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - オリジ/ナルフラグが立っているようですので、外していただくようお願いします。 (2022年6月30日 8時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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